前世を知っている「捨てられた皇妃」。
アリスティアの周りで何が起こる？どんな展開が待っている？
こちらでは104話の展開・あらすじをご紹介します。
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捨てられた皇妃104話のあらすじネタバレ
捨てられた皇妃第104話のあらすじをお伝えします。
出会った場所
父はアリスティアに、先ほどのあの人気のない路地は、お前の母親と私が出会った場所だといいました。
静かで薄暗い路地･･･壁は落書きだらけ・・・。
普段はあまり人の往来がないようなあの場所で、危険な目に遭いながら強いまなざしで父の方を見て「黙ってみていないで助けてください！！」と叫んだ女性・・・それがジェレミアでした。
その頃は陛下が即位されたばかりで、貴族の間の派閥争いが激しくて・・・ちょっとでも油断をしたら命を失ってしまうような時代でした。
その影響で、農家の生活は困窮し・・・犯罪が急に増えていったのです。
父はアリスティアに、わが一族の誓いがどんなものか少しは聞いたことがあるのだろうかとたずねました。
古代から帝国に伝わる三種の魔法の一つ・・・モニーク一族の血を伝って継承される。
皇室との「血の誓い」・・・心臓をかけて取り交わす契約の魔法・・・それは何があっても陛下にお仕えするものであって・・・その誓いをお互いに事により、皇室は強い地位を護ることができるのです。
万一その誓いを破ることがあったとしたら、その代償は死なのか、それとも死よりも苦痛に満ちたものなのかは、未だ前例がないのでわかりません。
前例がないくらい忠誠心に満ちていました。
今の陛下も昔はあまり権力がなかったので、私が「血の誓い」を立てることをお望みになったけれど、父はそうすることが出来なかった。
モニーク族は血の誓いがあったからこそ、帝国一の忠臣と言われてきたけれど・・・そう誓わなければ信用することができないと言われているような気がしたのです。
そのような強制的なものは、忠臣とは言えないと父としては思っていたのです。
ところがあの日、命の危険にさらされていたジェレミアを救い、しばらく彼女を保護することになった私は、気が付くと彼女に心を奪われてしまっていたのです。
ベル宮で火災が起きた時・・・あの日のティアに、かつてのお前の母親の姿を見た。
うちで火災が起きたことがあったのだが、知らせを受けて駆け付けると・・・使用人たちの指揮を執り、一生懸命に火を消そうとするジェレミアいました。
ジェレミアの小柄な姿から感じた大きな気迫・・・アリスティアはそのまま受け継いでいる。
あの日決意した・・・彼女と一生を共にしようと。
今までいやだと拒否していた皇族への誓いを受け入れてでも。
だから再婚もせずにずっと独身でいるのねとアリスティアは思いました。
私が軽率だった・・・パパの気持ちも、二人のこれまでも知らないのにと謝るアリスティア。
謝ることはないと父は言うけれど、父と母との恋は私がしている恋とは全然違う。
ひたむきに愛され続けているお母様が羨ましい・・・。
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汚れた血
だけど・・・ちょっと待って。
お母様はソニア男爵一族のひとなのに・・・どうして平民地区の路地にいたの？
父はその名前を知っていたのかと聞きました。
古い貴族名簿を見る機会があって・・・。
汚れた血・・・！
ゼナ公爵に言われたことが頭にあるようだけれど、時が来ればわかることだから今は聞かないでほしいという父。
お母様はその時命が危なかったと・・・アリスティアが言おうとした時、改まって正式な誓いを交わしたわけではないが、アリスティアに一生を捧げると心に誓っている。
愛しき娘よ・・・私はお前がいれば幸せなのだ。
アリスティアはひどいわパパ・・・そんなことを言われると、これ以上何も聞けないじゃない・・・と考えていました。
一目惚れ
その頃セインも父上は母上のどこが好きなんですか？と質問していました。
セイン・・・おまえはあの人の魅力を理解できないとでも言いたいのか…張り倒すぞという父。
そうじゃなくてと指さしたのは、兄上の方。
さっき兄上が、王女様に出す手紙を書いていたんだけど・・・。
やるじゃん兄上、公爵の長男が政略結婚じゃなくて、恋愛結婚するとかうちの一族の歴史に残んじゃね？
すると兄は、父上と母上も恋愛結婚だぞ？
いろんな人から、政略結婚だと誤解されてるみたいだけどな。
兄はセインを見て、それがそんなに衝撃だったのか？
父はそうだな・・・一目惚れだ。
父はあの人は皇女殿下だろう？
当時うちは貴族派に近かったから、派閥の違いで声をかけることもできなかった。
はじめて言葉を交わしたのは、とある一族を厳しく取り締まり、不正をとりのぞいて正しくするよう陛下に命じられ、宮内でひと暴れしたときだった。
サラッととんでもないこと言ってるし・・・。
皇女殿下！こちらにいらしては危険です。
陛下がこの宮にいるラウレル一族を一人残らず命を奪うようにと命ぜられました。
外までご案内―！と言った瞬間・・・手を払われ・・・汚い手で触らないで！この無礼者！
そこでもう虜になってしまったんだ！
露骨に嫌な顔されたのがたまんなかったというか・・・。
兄は父の言葉に激しく同意しますが・・・セインは全然わかんないんだけど！？
母は騎士の父よりもずっとカッコよかったのです。
騎士だからといって剣術が全てではない・・・今思えばあのような時代だったから、あそこまで強くいられたのかもしれないな・・・彼女たちも・・・。
武器を持たなくとも、決して折れることのなかった人たち。
捨てられた皇妃第104話のあらすじをネタバレでお伝えしました。
武器を持たなくとも、決して折れることのなかった人がいた時代の話でした。
セインもアリスティアも知らない時代のこと・・・。
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104話を読んだ感想
捨てられた皇妃第104話の感想をお伝えします。
父と母のであった場所を聞いて、アリスティアはさらに混乱しています。
母の経歴は違っていたのでしょうか？。
しかしこれ以上聞くこともできないし、父も話してはくれないのでしょう。
ステキな母だったでは、ダメなのでしょうか。
きっと周りの人たちはもちろん本当のことを知っているけれども、何も言わないのだと思います。
セインも父と母が政略結婚だと思い込んでいました。
本当は父の一目惚れだったのに・・・。
セインの父が話した通り武器を持たなくとも、決して折れることのなかった人・・・それがエルニアとジェレミアなのでしょう。
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捨てられた皇妃ネタバレ104話！まとめ
こちらでは104話の展開・あらすじをご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 父はアリスティアに、アリスティアの母親と自分が出会った場所を教えた。
- アリスティアには疑問が浮かんだけれど、時が来ればわかることだから今は聞かないでほしいと言われてしまった。
- セインからの質問に対して父は一目ぼれをした話をした。
