「その悪女に気をつけてください」ネタバレ31話！あらすじ感想

ピッコマ独占配信の人気コミック「その悪女に気をつけてください」。

「続きが気になる！」
「メリッサはどうなる？」

こちらでは「その悪女に気をつけてください31話」の展開・あらすじをご紹介していきます！

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前回までのあらすじ

前回は、負けた側がリプトンの地から立ち去るという条件でピーコックとの決闘クイズに臨むことになったメリッサが、「高価で希少なアイテム」として皇室の宝剣を使うことに決めます。

絶対に自分の正解を当てられるはずがないと高を括るメリッサ。

決闘当日までエリザベス男爵邸にてナインと共に穏やかな日々を過ごす中、なんとピーコックのもとに「正解はメリッサが腰に差している宝剣」と密告する手紙が届きます。

はたして、メリッサを罠にはめた裏切り者は誰なのか？

メリッサはイカサマを使っているピーコックに勝てるのでしょうか？

その悪女に気をつけてください31話のあらすじネタバレ

密告者の正体

3日前。

メリッサ達が決闘を行うことが決まった日に、ピーコックのもとに伝書鳩が送られてきました。

その鳩の足には一通の手紙が括り付けられていて、正解を教える代わりに大金をよこせという内容が書かれていました。

その手紙の送り主は、ヨナ・ホワイトポール！

メリッサの侍女にして、没落した男爵家の令嬢！

詳しく調査した結果、ヨナは自分の生活のため、そして家門の名誉を取り戻すために、大金を欲している身の上であることが判明します。

伝書鳩には証拠としてメリッサの髪の毛まで付属されていて、ヨナ本人からの文書であることは疑いようのない事実。

最初は驚いたものの、ピーコックはこの取引を受け入れることにしたのでした。

伝書鳩の首をへし折り、焚火にくべて証拠隠滅を図るピーコック。

「人間関係ってホント薄っぺらいな。金が絡むとすぐ崩れる」

大富豪として数々の敵を財力で叩き潰してきたピーコックは、金の魔力の前に仲間の絆など何の役にも立たないことを熟知していました。

闇夜に浮かぶピーコックの冷笑。

明日の決闘を前に、安心した表情で床につきました。

決闘開幕！

ついにやってきた決闘当日。

メリッサはヨナとナインを引き連れ、エリザベス男爵邸の外に向かいました。

審判役のユーリも、大量の魔法の道具を抱えながらメリッサ達に同行します。

忙しい中、面倒事に付き合わせてしまうことをメリッサに謝られると、「むしろメリッサ様のおかげで最近楽しいです」と笑顔を返すユーリ。

メリッサにはそんなユーリの姿が天使のようにまぶしく映っていました。

西部劇の荒野のシーンを彷彿とさせる鋭い風が吹きすさぶ前庭。

すでに現地に来ていたピーコックは、満面の笑みをたたえて余裕の態度を示していました。

審判役のユーリが決闘前の握手を促すと、二人は無表情のまま断固拒否。

ユーリはしぶしぶ決闘開幕を宣言しました。

空間魔法で人間と同じくらいの大きさの箱を二つ用意し、その中に互いの正解を収めたユーリ。

二つの箱は全く同じサイズなので、大きさから正解を予測できないようになっています。

質問タイムが始めると、先攻のピーコックが即座に口を開きました。

「それは5,000万ゴールド以上の価値がありますか？」

「……はい」

いきなり核心をつく質問をされて、冷や汗をかきながら自分の動揺を隠すメリッサ。

反対に「宝石ですか？」と質問すると、「はい」とピーコックは答えました。

続いてピーコックは、「それは古びたものに包まれていても美しいですか？」と質問。

またしても図星をつかれ、メリッサは「……はい」と答えながら疑心暗鬼になっていきます。

「その宝石はピンク色？」

ピーコックはメリッサの質問に「いいえ」と回答し、メリッサの腰にチラリと視線を向けます。

いつもは腰に差している聖剣が、今日は見当たりません。

そのことを確認したピーコックはゆっくりとメリッサを指さし、「正解は腰に差してた剣ですよね？」と指摘しました。

ど……、どうして……？

心臓の鼓動が高鳴り、愕然とした表情を浮かべるメリッサ。

ピーコックは無言のメリッサを見下しながら、「早く当てすぎたかな」と勝ち誇った笑みを浮かべています。

周りの管理を怠るから情報が漏れたのだ！

側近の裏切りにより、決闘前にすでにメリッサの正解を知っていたことを暴露するピーコック。

メリッサをあざける嫌味な笑い声が庭中に響き渡ります。

最後に笑う者

拳を握りしめ、無言のまま立ち尽くしていたメリッサ。

うつむいていた顔をゆっくり上げると、馬鹿笑いを続けるピーコックに向かって静かに言い放ちました。

「外れ」

「……え？」

笑うのをやめ、ポカンとした表情を浮かべるピーコック。

どうしてなの？こいつって……頭脳派よね？

ここまでバレバレな罠にはまるとは。

メリッサは悪魔のような笑顔でピーコックを見下しながら、「外れだってば」ともう一度言い返しました。

ピーコックは顔を紅潮させ、「そんなはずはない！」と審判役のユーリに確認を求めます。

ユーリは口元を押さえて必死に笑いを堪えながら、メリッサの正解が剣でないことを宣言しました。

それまで勝ち誇っていたピーコックの顔がにわかに青ざめ、あまりのショックで白目をむいてしまいます。

すべてはメリッサ達の仕掛けた策略でした。

3日前、決闘まで暇だったメリッサは、密告者になりきって嘘の手紙をピーコックに送り付ける計画をヨナに提案していました。

対価として大金を要求し、メリッサの髪を付属することで手紙の信頼性を高める作戦を考案したのはヨナのアイデア。

「お嬢様より大金をくださる方がまだ現れないんです」と真顔で具体的すぎる裏切り計画を語るヨナを見て、彼女が本当に自分を裏切ろうとしたことがあるのではないかと不安になるメリッサがいました。

引っ掛かればラッキー程度の軽い気持ちで始めた作戦でしたが、是が非でも勝ちたいピーコックはメリッサ達の仕掛けた策略にまんまとはまってしまったのでした。

「……騙したのですか？」

罠にはめられていたのは自分の方だったことに気づき、怒りに震えるピーコック。

メリッサはニヤニヤ笑いつつ、何にも知らないと答えます。

「まさか裏工作とかフェアじゃないことでもしてたの？」

すっとぼけながらピーコックをおちょくるメリッサ。

二人の立場は、もはや完全に逆転していました。

コケにされたピーコックは激しく歯ぎしりし、殺意のこもった目でメリッサを睨みつけます。

ピーコックの合図と共に、武器を携えた部下たちがメリッサの周りを取り囲みました。

人生なんでも自分の思い通りになると思うなよ、×××野郎。

メリッサがピーコック一味に対して戦闘態勢に入った所で第31話は終了しました。

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31話を読んだ感想まとめ

くぅ～～、そう来たか～～～。

冒頭でヨナのくだりが出てきた時は「え？まさか本当にヨナが金目当てで裏切ってたの？」と思いましたが、全てメリッサ達の仕掛けた罠だったんですね！

全ての経緯を知っていると、決闘が始まってピーコックが皇室の聖剣に関する質問を始めた時、メリッサが動揺している演技をしていたのが最高に笑えます。

序盤は相手を調子に乗らせておいて最後に盛大に谷底に落とすとは、やり方が痛快ですね。

相手が勝ち誇った時そいつはすでに敗北している。

ジョセフ・ジョースター並の心理戦は見ごたえがありました。

逆に、完全に手玉に取られていたピーコックが不憫に思えてくるほどです。

といっても、証拠隠滅のために伝書鳩を始末するというかわいそうなことをしているので同情の余地はありませんが。

とはいえ、皇室の聖剣がフェイクだったとすると、メリッサの用意した高価で希少な物は一体何だったのでしょう？

5,000万ゴールド以上の価値があって、古びたものに包まれていても美しいアイテムであることは確定しているので、ポジェブラト家の骨董品か何かでしょうか？

あるいは、また何かイアンの家から高価な物を盗んできたのかもしれませんね。

見事にメリッサの策略にはめられてブチギレたピーコックがとうとう仲間を介入させ、決闘は場外乱闘に発展しそうです。

知力で負け、武力でも負けて敗走するピーコックの情けない姿を早く見てみたいですね。

第32話も爽快な展開が繰り広げられそうです！

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