「その悪女に気をつけてください」ネタバレ15話！あらすじ・感想を紹介

ピッコマ独占配信の人気コミック「その悪女に気をつけてください」。

「続きが気になる！」
「メリッサはどうなる？」

こちらでは「その悪女に気をつけてください15話」の展開・あらすじをご紹介していきます！

＜前話

全話一覧

次話＞

※本ページの情報は記事公開時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。

その悪女に気をつけてください15話のあらすじネタバレ

前回は、ジェイクを振り切ったメリッサが街を歩いている時に、偶然浮浪者を発見。

金銭的援助でもしてあげようかと思った時、メリッサがついに妙案を思い付きます。

はたして、メリッサはどうやって皇太子イアンに報復するつもりなのでしょうか？

謎男ゲットだぜ！

極度の空腹で路上に伏せていた浮浪者は、誰かが自分に話しかけていることに気づきました。

ふと顔を上げると、そこには爽やかな笑顔を浮かべて自分に手を差し伸べる女性の姿が。

「どうしたの？お腹が空いてるのかな？なら私についてきて」

道行く人々が一様に見て見ぬふりする中、うら若き女性が自分のような薄汚れた男に手を差し伸べている状況に驚く浮浪者。

導かれるようにその手を握ると、女性は「ゲット～！」と叫んで歓喜し始めました。

「お嬢様 正気ですか？」

付き添いメイドのユナは呆れた表情を浮かべ、浮浪者を助けている暇が合ったら早くドレスを探しに行くべきだと進言します。

メリッサはユナの耳元に口を近づけると、「今月の給料4倍でどう？」とささやきました。

それを聞いたユナの表情が一変。

人助けほど美しいものはないと力説し、テキパキと浮浪者の男性を馬車に乗せ始めます。

メリッサは馬車に乗りながら、金の亡者であるユナの変わり身の早さに絶句していました。

「……忘れ物とかなかったわよね？」

何か忘れているような気がしてならないメリッサ。

ちょうどその頃、服飾店の外には、いつまで待っても戻ってこないメリッサにブチギレているジェイクの姿がありました。

知られざるメリッサの超人スキル

メリッサに転生した主人公にとって、イケメンと触れ合う機会が格段に増えたことは最大の喜びでした。

そりが合わないとはいえ、婚約者である皇太子イアン、弟のジェイクは紛れもなく絶世の美男子。

公爵家に仕える男性の使用人もハンサム揃いであり、いつしかメリッサには本能的にイケメンを察知できる審美眼が備わっていました。

街の片隅で倒れていた浮浪者を見かけた時、メリッサの潜在能力がついに覚醒。

予想通り、その浮浪者はイアン達に決して引けを取らない超絶イケメンだったのです！

メリッサ達は街で拾った男性の身支度を整えてあげるために、彼をポジェブラト邸に連れ帰りました。

ポジェブラト公爵が地方に出かけている今、裏門から彼を邸宅内に入れるのは簡単な作業です。

お風呂場で汚れを落とした男性に貴族の衣服を着せ、ヘアスタイルをセットしてあげると、そこには浮浪者とは思えぬほど華やかなオーラを放つイケメンがいました。

「フフ……計画通り 完璧よ」

メリッサは彼を見て得意げに微笑みました。

ついに明かされるメリッサの秘策

春の舞踏会が開催されれば、美形の皇太子イアンの周りに多くの女性が群がることは容易に想像できます。

そしてイアンは、今後も浮気という形でメリッサに嫌がらせを続けるでしょう。

しかしそれは裏を返せば、メリッサが他の男とイチャイチャしていてもイアンに文句を言う権利が無いということでもあります。

メリッサの狙いは、舞踏会参加者の心理。

これまでイアンにゾッコンだったメリッサがいきなり他のイケメンと腕組みして会場に現れたら、来場者の間で様々な思惑が広がるでしょう。

あの男の人は誰？

貴族じゃないらしいぞ。

皇太子を嫉妬させるため？

女性にチヤホヤされることが当たり前だと思っているイアンは、この状況に驚き混乱するはずです。

メリッサは決して、イアンを嫉妬させるなどというちっぽけな目的のためにこの秘策を思い付いたわけではありません。

誰かに誤解されたって構わない。

華やかな社交活動なんてどうでもいい。

皇室の権力なんて欲しくない。

私はイアン・バシレイオス皇太子の顔色をうかがってひれ伏すような女じゃない、ということを皆に知らしめるのが最大の目的。

メリッサ・ポジェブラトの生き様を貫きたいだけなのです。

「そういうことで さあキミ ちょっと手伝ってもらうわよ」

不思議そうな顔でメリッサを見つめる元浮浪者の男性。

メリッサの壮大なプロジェクトが明らかになった所で第15話は終了しました。

＜前話

全話一覧

次話＞

15話を読んだ感想まとめ

か……かっこいい……。

メリッサ、かっこよすぎでしょ……。

個人的に、15話はこれまでで一番感動した回でした。

メリッサが名も知らぬ浮浪者に目を付けた時は、また何か良からぬことを考え付いたのかと思って失笑しましたが、自分の読みが浅かったです。

浮浪者の男性を舞踏会に連れて行く所までは何となく予測できていましたが、まさかその行動に特別な意味が込められていたとは……。

たいていの人は、自分のパートナーが他の異性と浮気していたら、そのパートナーを叱責し怒りをぶつけることでしょう。

メリッサ自身も、最初はイアンに婚約破談を申し出て、次第に暗殺まで考えるようになりました。

しかし、メリッサの導き出した最終結論は、他者に何かを強いるのではなく、自分がいかにあるべきかを探求する自律主義そのものです。

多くの他人に囲まれながら生きている私たちは、様々な規律に縛られ、時に「自分」を見失ってしまうことも珍しくありません。

自分らしくありたい。

それは、多くの現代人が抱えている理想でありジレンマでしょう。

たとえ悪と呼ばれようが、他人に振り回されることなく自分の信念を貫ける人の生き様は本当に美しいものです。

女性ならではの矜持（きょうじ）にとても心を打たれました。

イケメン浮浪者の男性との出会いにより、苦境から逃げることばかり考えていたメリッサが一人の女性として大きく成長したような気がします。

それにしても、まだ名前も出ていない浮浪者の青年はおとなしくメリッサの計画に協力してくれるのでしょうか？

最初は単なる恩返しで付き添ってくれた青年が、そのままメリッサと恋に落ちるロマンティックな展開があるかもしれませんね。

そして、服飾店の外に放置されているジェイクの今後も気になるところです。

ほったらかされて頭に来たジェイクがメリッサの邪魔をしなければ良いのですが……。

物語が大きく動き始め、続きの第16話が待ちきれません！

＜前話

全話一覧

次話＞

※本ページの情報は記事公開時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。