「その悪女に気をつけてください」ネタバレ12話！あらすじ・感想を紹介

ピッコマ独占配信の人気コミック「その悪女に気をつけてください」。

「続きが気になる！」
「メリッサはどうなる？」

こちらでは「その悪女に気をつけてください12話」の展開・あらすじをご紹介していきます！

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その悪女に気をつけてください12話のあらすじネタバレ

前回は、転生後の世界の設定を知り尽くしているメリッサがポジェブラト邸の屋根上に潜んでいたジェイクを発見し、ついに彼を追い詰めました。

二人が口論していたところ、メリッサとジェイクの育ての親である乳母マーサが登場。

父親でも制御できない悪童姉弟をあっという間にいさめてしまいました。

はたして、マーサがポジェブラト邸に戻ってきた理由は？

水面下で進んでいたメリッサの結婚発表イベント

「……今 何て？」

メリッサはマーサの発言を聞いて、自分の耳を疑いました。

「結婚ですよ結婚 皇室主催の春の舞踏会で結婚を発表するんですよね？」

「……」

唖然とするメリッサの前で、マーサは嬉々として喋り続けます。

「それを聞いてジッとしていられず駆けつけたんです なんたってお嬢様の乳母ですから！」

マーサの瞳は喜びの光に満ち、実の母親のような顔つきでメリッサを見つめていました。

「あんな男前な方と結ばれるなんて 感激して涙が出ますわ」

メリッサとイアンの結婚を既成事実のように語るマーサ。

せっかくこれから婚約破棄を実現する予定だったのに、自分のあずかり知らぬところで結婚の話がどんどん進められていたのです。

マーサが嬉し涙をハンカチで拭っている一方、メリッサは極度のストレスのあまり貧血を起こし、その場に卒倒してしまいました。

イアンとの結婚はもはや不可避！？

マーサの前で気絶してから半日後。メリッサは自室のベッドの上で目を覚ましました。

室内に貼られていたイアンの肖像画はさすがに全て剥がされたようですが、脳裏に浮かぶイアンからの屈辱的な仕打ちの記憶は決して消えません。

あんな浮気性のろくでなし男と結婚するなんて、考えただけでうんざりします。

ふかふかのベッドの上で瞳を閉じていると、転生前のメリッサの記憶がよみがえってきました。

皇太子イアンに心酔していた当時のメリッサは、どうしても来年の春に結婚したいと執拗にイアンにせがんでいたようです。

その時、イアンは適当に愛想笑いしてメリッサの要求を受け流していました。

それが今では、大慌てで結婚を大衆の面前で発表しようとしています。

イアンの変わり身の早さにあきれるより他ありません。

原作の小説内では、イアンが聖ヒロイン・ユーリと恋に落ちたため、メリッサは舞踏会にすら呼ばれていませんでした。

自分がイアンに破談を迫ったことで、この世界の未来がどんどん変化しているのです。

異世界から転生してきた主人公にとって、決して悠長に構えていられる状況ではないことは明らかでした。

メリッサ・ポジェブラトの憂鬱

一刻も早く父親のポジェブラト公爵と話をしなければ。

婚約解消の決意をさらに燃やすメリッサでしたが、付き添いメイドのユナはすでにポジェブラト公爵が地方に向けて出発したことを告げました。

「逃げたな……」

メリッサの顔が怒りに歪みます。

さらにユナは、皇太子イアンが街中の服飾店を巡って高価な服と宝石を買い占めていたことをメリッサに伝えました。

舞踏会では婚約者に一番輝いていてほしい。

歯が浮くようなイアンの妄言を聞いて、メリッサの顔が無表情になりました。

「私だって公爵の娘なのに、服を買うお金もないみたいな扱いしやがって……」

当の婚約者である自分の意思を完全に無視し、権力で全てを丸め込もうとしているイアンのやり方にメリッサの怒りが燃え上がります。

結婚発表をどうやって止めるべきか……。

広まった噂を今さら訂正するのは容易ではありませんし、舞踏会の前に婚約破談を実現するのも難しそうです。

絶望的な状況を前に、頭を抱えるメリッサ。

その時、メリッサは一つのアイデアを考えつきました。

「あっ そうか！参加しなきゃいい話か！」

メリッサ自身が舞踏会に行かなければ、イアンも婚約者を来場客の前で紹介できず、結婚発表がお流れになるはずです。

メリッサが名案を思い付き、したり顔をした所で第12話は終了しました。

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12話を読んだ感想まとめ

ポジェブラト公爵がメリッサの婚約破棄を阻止するためにマーサを呼び戻したのかと思っていましたが、それ以上の展開が待っていましたね。

なんと、メリッサとイアンの結婚の話はすでに世間に広まっていて、祝辞を伝えるためにメリッサに会いに来ていたのでした。

幼少期に長い時間を共に過ごしたメリッサとジェイクは、マーサにとって実の子供も同然の存在。

特に、子供のころからお姫様にあこがれていたメリッサが皇太子と結婚できれば、乳母としてこれほどうれしいことはないでしょう。

しかし、当のメリッサが結婚発表の件を承知していないのが最大の問題です。

これから婚約を解消しようとしている相手との結婚を祝福されても、乳母に返す言葉がありません。

まさに、子の心親知らず。

純粋な気持ちで喜んでくれるマーサの涙を見ていると、逆に切なくなってきます。

それにしても、皇太子イアンの自己中っぷりは尋常ではありませんね。

婚約者の前で他の女性との情事を見せつける。
幼馴染のジェイクに婚約破談阻止を懇願する。
婚約者の同意を得ずに無断で結婚発表を行う。

メリッサとの婚約解消を意地でも拒み続ける理由に関してもいまだに謎のままです。

皇室にとって、メリッサとの政略結婚はそれほど重要な位置づけなのでしょうか？

それとも、イアンはこの世の全ての女性に愛されていないと我慢できない病気でも患っているのでしょうか？

頼りの父親が逃げ出し、弟のジェイクが協力してくれる可能性もほぼ0。

マーサに頼めるはずもなく、四面楚歌とはまさにこのことですね。

はたして、舞踏会への参加を拒否することで皇太子イアンの結婚発表を阻止できるのでしょうか？

イアンのことだから、メリッサがいなくてもお構いなしで計画をごり押ししてきそうな気がしますが……。

個人的には、メリッサがイアンを暗殺するダークなストーリー展開は回避してほしいです。

いっそのこと、新しい男性キャラが登場して、メリッサが別の男とくっつく様をイアンに見せつけてやる逆転シナリオに期待します。

怒涛の展開が続く第13話を読むのが今から楽しみです。

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