「その悪女に気をつけてください」ネタバレ10話！あらすじ・感想を紹介

ピッコマ独占配信の人気コミック「その悪女に気をつけてください」。

「続きが気になる！」
「メリッサはどうなる？」

こちらでは「その悪女に気をつけてください10話」の展開・あらすじをご紹介していきます！

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その悪女に気をつけてください10話のあらすじネタバレ

前回は、応接間に乗り込んできたジェイクがイアンの幼馴染であることが判明しました。

イアンに頼まれたジェイクが、メリッサとイアンの婚約解消を阻止するため、ポジェブラト公爵に告げ口しようとしていたのです。

ついに我慢の限界に達したメリッサは、「邪魔をするなら容赦しない」とジェイクやポジェブラト公爵に宣戦布告。

はたして、ポジェブラト一家はこれからどうなってしまうのでしょうか？

ジェイクの反撃

「これは夢だ 夢であってくれ」

？？？

何事かに悩むメリッサが闇の中で頭を抱えています。メリッサは左手を上げ、思いっきり自分の左頬を叩きました。

「いっ……たぁっ！」

鋭い打撃音と共にメリッサの頬に痛みが走ります。

それは、自分の置かれている状況が夢ではなく現実であることを物語っていました。

「心地よかった私の部屋が……こんな地獄と化すなんて」

壁、天井、床……。

メリッサの自室は、憎き皇太子イアンの肖像画で埋め尽くされていました。

応接間でメリッサに啖呵（たんか）を切られたジェイクは、どこから集めてきたのか、メリッサの部屋にイアンの肖像画を貼りまくったのです。

しかも魔力を使って貼ったのか、メリッサがどれだけ必死に剥がそうとしてもイアンの肖像画は決して剥がれません。

大嫌いな男の大量の肖像画に囲まれ、メリッサのメンタルはもはや崩壊寸前です。

部屋から脱出しようとしたメリッサがドアの方向に目を向けると、ドアの裏側にはバラの花を口にくわえたイアンの気色悪い肖像画が貼られていました。

肖像画のイアンと目が合った瞬間、メリッサの中で何かがブチっと音を立ててキレます。

「うぎゃあああああ」

自室から命からがら脱出できたメリッサは、自分を追い詰めたジェイクにゲンコツを食らわせて復讐することを決意するのでした。

人格崩壊を起こしたメリッサにおののくメイドたち

メリッサは目を血走らせ、ポジェブラト邸宅内をくまなく探します。

ジェイクの名を呼びながら、井戸や樽の中にまで顔を突っ込むメリッサ。

しかし、暗殺を生業としている凄腕ハンターだけあって、探せど探せどジェイクは見つかりません。

「逃げるなんて卑怯者め 早く禿（は）げちまえ」

全身から殺気を放って館内を徘徊するメリッサの姿を見て、使用人たちは一様に恐怖を覚えていました。

「そこのあんた」

「はい？」

呼び止められた一人のメイドが振り返ると、そこには無表情のメリッサが立っていました。

「ジェイクはどこ？」

ただ事ではない雰囲気に怯えるメイドは、震えながらメリッサに返答します。

「さ……先ほどお坊っちゃまがお嬢様に行方を聞かれたら……こう伝えるようにとおっしゃって去って行かれました……」

「何て言ってた」

「そっ その 「礼ならいらない」とのことで……」

ジェイクの置きセリフを聞いたメリッサは発狂し、壁に正拳突きを食らわして館を破壊します。

ジェイクはいまだにメリッサがイアンに未練を抱いていて、ツンデレの性格ゆえに婚約破談を言い出したと思っているのです。

部屋にイアンの肖像画でも貼っておけば、そのうちデレて落ち着くだろう。

メリッサは、ジェイクの行動から自分が弟に完全になめられていることを悟りました。

激高のあまり、ゲラゲラ笑いだすメリッサ。

メイドは半泣きになりながら、壊れてしまったメリッサを診てもらうために主治医を呼びに行くのでした。

追跡者メリッサ

日没後のポジェブラト邸。

すっかり暗くなった館の屋上に、一人たたずむジェイクの姿がありました。

ジェイクはローブに身を包み、俗世を離れた荘厳な賢者の雰囲気を醸し出しています。

「ねえ知ってた……？」

どこからともなく人の声が聞こえてきます。

横を見やると、屋上の窓の辺りから人が歩いている音が聞こえてきました。

「ネズミが煙突を這いずり回る音を使用人たちが聞いたらしいけど そのネズミって 白ネズミだったのねぇ」

ゆっくりと開いた窓から、無表情のメリッサの顔が現れました。

メリッサと目が合い、恐怖のあまり固まるジェイク……。

「みーつけた」

メリッサの不気味なセリフと共に第10話は終了しました。

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10話を読んだ感想まとめ

今回は過去最高のホラー回でしたね。

姉のメリッサに「口を出すな」と言われたジェイクがどんな行動を起こすか気になっていましたが、よもやの肖像画作戦とは……。

確かに「口」は出していませんが、小言を言われるより遥かに効く嫌がらせです。

一体どんな顔をして姉の部屋にイアンの肖像画を貼っていたのでしょうか。

わざわざメイドに「礼はいらない」のことづけを頼んでおく辺り、完全に姉のメリッサの行動を読んでいてジェイクの頭の良さが分かります。

あえて自分のメッセージを第三者の口から聞かせる嫌味な性格も姉そっくりです。

こんな精神攻撃を思い付くとは、さすがポジェブラト家の姉弟だけあって血は争えませんね。

うつろな目つきでジェイクを探し回るメリッサの姿は、まるでバイオハザードの追跡者ネメシスのようでした。

一般的なホラーは追われる側の視点から恐怖を体感するものですが、追う側の視点からでもスリルが伝わってくるのは、メリッサの執念が常軌を逸している証でしょう。

正拳突きで壁を破壊できるメリッサの握力は、一体何kgあるのか……。

メリッサは才色兼備の弟とのスペックの違いに劣等感を覚えていますが、十分すぎるほどの身体能力だと思いました。

たとえ皇室御用達のスナイパーといえども、ジェイクがメリッサに捕まればただでは済まないでしょう。

そして10話のラストでは、ついにメリッサがジェイクを発見……！

使用人の些細な情報からジェイクの居場所を当てる推理力・行動力には、名探偵コナン君もビックリですね。

クールビューティーキャラのジェイクの表情も、メリッサが怖すぎてさすがに恐怖に歪んでいます。

はたして、メリッサはジェイクに何をするつもりなのでしょう？

追い詰められたジェイクは部屋の肖像画を剥がしてくれるのか、それともさらなる反撃に出るのでしょうか？

第11話の展開を予想すると、緊張で胸がドキドキしますね。

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