ピッコマ独占配信の人気コミック「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」。
「続きが気になる!」
「ロクサナはどうなる?」
こちらでは「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜6話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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前回までのあらすじ
前回は、毒蝶の卵を飼育している温室から部屋に戻ったロクサナが、侍女のエミリーにシャーロットの暴挙の報告を受けます。
地下室の牢屋の番人を叩きのめし、強引にカシスを襲撃したシャーロットは、拘束具まで破壊するほどの暴れっぷりを披露したとのこと。
頑丈な拘束具をシャーロット一人の力で壊せるはずがなく、きっとカシスがシャーロットをうまく利用したのだろうとロクサナは推察しました。
そんな中、ロクサナの前に母・シエラが姿を現し、久々に親子の再会を果たします。
晩餐会に参加できるほど出世した娘の成長を大いに喜ぶシエラでしたが、当のロクサナはニコリともせずに淡々と母親をあしらいます。
アグリチェ一族への復讐に燃える今のロクサナには、昔のように親子の情に浸っている心の余裕はありませんでした。
一方、シャーロットの襲撃をしのいだカシスは、自分を縛りつけている拘束具が自分の興奮度合いに比例して拘束力を変化させる器具であることを見抜きます。
アグリチェ一族に反撃するための策を虎視眈々と練り続けるカシスでしたが、一族の目を盗んでまで自分の世話をしてくれるロクサナのことがずっと気になって仕方ありませんでした。
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ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜6話のネタバレ
二つの顔
手足を鎖で縛られたカシスは、長時間にわたってラントから暴行を受け続けていました。
カシスの背中をグリグリと踏みつけ、何度も執拗に足蹴にするラント。
しかし、どれほどの屈辱的な苦痛を体に刻み込まれようと、ラントを睨み返すカシスの目の光が消えることはありませんでした。
ラントは宿敵であるリシェル・ペデリアンと同じ目つきをしたカシスの面構えを憎々しげに見下しながら、「その目が気に入らないんだよ!」と言って顔面にも蹴りを入れます。
ふと、この前の晩餐会の時にロクサナと交わした約束を思い出したラントは、「誕生日プレゼントにこいつをやろう」と嘲笑しながら、カシスを拘束している鎖の手綱をロクサナに手渡しました。
アグリチェ一族に飼い犬のように扱われ、床の上にひれ伏させられるカシス。
ロクサナは邪悪な笑みを浮かべて彼を見下しながら、「これからは私が毎日遊んであげますわ」とつぶやいて、父親からのバトンを引き継ぎました。
ラントが部屋から出て行くと、ロクサナは血で汚れた自分の手を拭きながら、カシスを適度に治療してやるよう部下に命じました。
二人の部下は左右両脇からカシスの体を抱え上げ、独房まで彼を引きずっていきます。
「そう言えば、ロクサナお嬢様がおもちゃを持つのは初めてだな」
「運の良い奴だ 他のご子息ならとっくに臓器を引っ張り出されて野良犬のエサになっているだろうよ」
気絶した振りをしながら密かに部下の雑談を聞いていたカシスは、ロクサナの名前を聞いた瞬間に体中の血液が沸騰するような感覚を味わっていました。
天使のような優しい表情を浮かべて自分の世話をしてくれるロクサナ。
悪魔のようなおぞましい笑みをたたえながら自分を嘲笑するロクサナ。
一体どっちが本当のお前なんだ……?
ロクサナの持つ二面性を目の当たりにしたカシスは、体中の痛みよりも彼女の本性の方が気になって頭がおかしくなりそうでした。
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忘れられない面影
二人の部下がカシスを抱えながら邸内の廊下を歩いていると、ロクサナの母・シエラと出くわします。
全身傷だらけで血まみれになっている青年を見て、その人は死んでいるのかと尋ねるシエラ。
「こいつはロクサナお嬢様のおもちゃで気絶しているだけです」
その言葉を聞いた途端、自分の娘が彼を拷問したのかと早合点したシエラの血の気が一瞬で失せてしまいます。
「いえ、この傷はすべてラント様が……」
部下の返答が耳に届いていないのか、目が虚ろになったシエラはカシスの頬に手を当てると、亡き息子アシルの名を叫びました。
いきなり見ず知らずの女性に「アシル!」と呼ばれ、さっぱり訳が分からないカシス。
なおも目をつぶって気絶した振りを続けていましたが、危うく反射的に目を開けそうになり、密かに冷や汗を垂らしていました。
シエラは「彼の怪我の治療をして休ませてあげて」と部下たちに伝えると、独房に運ばれて行くカシスの後ろ姿を呆然と眺め続けます。
「ひょっとしてラント様の4番目の奥様は、こいつを亡くなったアシル坊ちゃんと勘違いしているのか?」
「年も近いし、アシル坊ちゃんの最期の姿と似ているからな」
「ロクサナお嬢様までこいつに目をかけるのは、兄上のアシル坊ちゃんのせいかもしれないな」
雑談を交わしながら独房に着いた部下たちは、カシスの体を床の上に投げ出します。
怪我の処置を適当に済ませると、部下たちはカシスを放置して独房から足早に去って行きました。
見えてきた答え
独房内から人の気配が失せたのを確認したカシスは、目を開けてゆっくりと体を起こします。
4番目の奥様か……まるで俺を待っていたような反応だったな……。
カシスは独房内を注意深く観察しつつ、部下たちの雑談から入手した情報の整理を開始しました。
アグリチェは大家族の一族で、ラントには10人以上の妻がいると聞いたことがある。
さっき4番目の奥様が言っていたアシルとは、どうやらロクサナの死んだ兄の名前らしい。
無残な死を遂げた兄の姿を今の俺と重ねているから、彼女は俺を助けようとしているのかもしれない。
そう考えれば、謎に満ちたロクサナの行動のつじつまが合うことに気づき、カシスの胸中に安堵の気持ちが湧き上がります。
その時、独房の入り口の方から、誰かが歩いてくる足音が聞こえてきました。
カシスはとっさにその場に倒れ込み、再び気絶した振りを続けます。
独房の扉を開けて中に入ってきたのは、ロクサナでした。
ロクサナは独房内のカシスがろくに怪我の治療を施されていないことに気づくと、溜め息をつきながら彼のもとに歩み寄りました。
さるぐつわを外し、出血している傷口に優しく薬を塗っていくロクサナ。
視覚を閉じている分、感覚がいつも以上に研ぎ澄まされているカシスは、ロクサナに体を触られる度に全身を駆け巡るくすぐったさを我慢するのに必死でした。
やがてロクサナはカシスの上体を持ち上げ、自分の足の上に彼の頭を乗せます。
自分の頭部が急に柔らかいものに包まれたカシスは、彼女に膝枕をされている状況に激しく困惑しました。
心地よさと恥ずかしさで頭の中がパニックになり、今からでも目を開けて起きるべきか真剣に悩み続けます。
変な奴
右手でカシスの頭を優しく撫でながら、左手で薬の塗布を続けるロクサナ。
カシスの髪の毛がサラサラであることに気づいた彼女は、洗体の有無を確認するために顔を近づけて頭皮の匂いを嗅ぎだしました。
ロクサナの綺麗なロングヘアーが顔にかかり、彼女の優しい香りが鼻孔を刺激すると、思わずカシスの体がピクッと反応してしまいます。
「まさか起きてるの?」
耳元でロクサナに囁かれたカシスは心臓を高鳴らせ、どうすべきか必死に思案を巡らせました。
バレた以上は仕方ない……。
鎖で強引に押さえつけて脱走するか……!
カシスは拳に力を入れて、ロクサナに掴みかかるタイミングを伺いました。
「気絶してる人にこんなこと言うのも変だけど……さっきは守ってあげられなくてごめんね お父様を騙すにはああするしかなかったの」
ロクサナの優しい言葉を聞いたカシスは、腕の力を抜いて気絶している振りを続けます。
膝枕しながらカシスの反応を逐一観察していたロクサナは、すでに彼が意識を取り戻していることに気づいていました。
しかし、目を覚ました彼が無謀な反撃に転じないよう、そのことに気づいていない振りをしながら彼を安心させる言葉をかけ続けます。
貴方は私のものになったから、これからは大丈夫よ。
誰にも貴方に近づかせない。
早く治ってここから逃げて、カシス……。
そう言い残すと、ロクサナはゆっくりと立ち上がって独房を出て行きました。
再び静まり返る独房内。
おもむろに体を起こしたカシスは、彼女の去って行った方を呆然と眺めながら、すっかり放心状態に陥っていました。
ちょっと前にラントに受けた暴行の痛みや屈辱など全て忘れてしまうほどの高揚感。
暗い牢獄の中に閉じ込められて冷え切っていたカシスの心は、穏やかな温もりに包まれて息を吹き返していました。
「変なヤツ……」
カシスは首の後ろをポリポリと掻きながら、照れくさそうにそっとつぶやきました。
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6話を読んだ感想まとめ
これまで後味の悪い終わり方をするエピソードばかりでしたが、今回はホッとするラストシーンに胸を打たれました。
壮絶な拷問シーンからスタートし、感動的なオチで締めくくるジェットコースター並の緩急は、読んでいるだけで極上のスリルを味わえますね。
ラントにどれだけ暴行されても全く心が折れなかったカシスが、ロクサナの邪悪な嘲笑を見た途端に表情を歪ませる場面が非常に印象的でした。
きっと、自分の味方だと信じていた彼女に裏切られたことが一番のショックだったのでしょう。
それでも、ロクサナのことを完全に敵視できない所に、カシスの優しさを感じました。
独房に運ばれていくカシスを見て、亡き息子アシルと誤認するロクサナの母・シエラの姿も見ていて心が痛みました。
息子のアシルはラントに処分され、娘のロクサナはアグリチェ一族の悪意に染まって別人のような美魔女に変貌。
自分の子供が次々と不本意な形で我が元を離れて行くのは、親として耐え難い苦痛でしょう。
シエラの精神が崩壊していないか、とても心配です。
ラントのお抱えの女性やその子供たちも、アグリチェ一族の犠牲者と言えるのかもしれませんね。
一方、独房に運び込まれたカシスとロクサナのシュールなやり取りは、微笑ましくて思わず笑ってしまいました。
体に薬を塗られてくすぐったいのを我慢したり、膝枕されても気絶している振りを続けたりしているカシスの姿は、笑ってはいけないシリーズの一幕を見ているようでした。
当人は生きるか死ぬかの瀬戸際で真剣にやっているのに、行動が滑稽すぎてギャグになっているのが面白いですね。
そして、二人きりの状況でロクサナに本心を打ち明けられたカシス。
無言のまま座り込んでいる彼の姿を後ろから描いている構図が、非常に芸術的で心を奪われました。
あえて表情を描かないコマ割りこそが、彼の揺れ動く気持ちを如実に表しているような気がします。
はたして、カシスはこのままアグリチェ一族の館から脱出できるのでしょうか?
第7話の展開も見逃せませんね!
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