ピッコマ独占配信の人気コミック「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」。
「続きが気になる!」
「ロクサナはどうなる?」
こちらでは「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜5話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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前回までのあらすじ
前回は、腹違いの弟・ジェレミーと共にダイニングルームに向かったロクサナが、父・ラントの開催する晩餐会に参加します。
ラントが拉致してきたカシスを密かに助けようと画策しているロクサナは、彼の処遇を自分に任せてほしいと申し出てラントの許可を得ることに成功しました。
しかし、カシスを拷問して遊ぼうと思っていた妹のシャーロットは、自分のおもちゃをロクサナに横取りされて怒りをあらわにします。
ロクサナはカシスをシャーロットの手に渡さないため、圧倒的な戦闘力でシャーロットを叩きのめして黙らせます。
一方、狂信的な性格のジェレミーは、自分の慕っている姉が自分以外の相手に関心を寄せることに強い不満を抱いていました。
ジェレミーはシャーロットを利用するアイデアを思い付き、お互いの利益のためにカシスの抹殺計画を彼女に持ち掛けるのでした。
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ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜5話のネタバレ
生き血をすする毒蝶
アグリチェ邸の温室内には、むせ返るような生温かい空気と淀んだ臭いが充満していました。
地面から生えている毒草の中心部に安置された巨大な卵に視線を向けたロクサナは、怪しい笑みを浮かべながら卵の殻を優しく撫でました。
現在ロクサナが育てている毒蝶は、強力な毒を持っている魔物の一種です。
生息地すら一般に知られていない希少な存在ですが、「奈落の花」の読者である主人公はその知識を活かし、あっさり卵を捕獲することに成功しました。
そしてその功績が、アグリチェ一族内での彼女の地位を大幅に高める結果につながっています。
毒蝶の卵は猛毒によって孵化が促されるため、大量の毒草が自生しているアグリチェ邸の温室は最高の飼育環境。
しかし、それでも毒蝶の卵を人工的に孵化できる確率は30%にも満たず、忍耐と運が求められます。
そして何より難しいのが、孵化した毒蝶を飼いならすことでした。
毒蝶を生物兵器として使いこなすためには、飼い主の存在を早い段階で認識させるために、定期的に新鮮な血液を与えなければなりません。
ロクサナはドレスの袖をまくると、鋭利な刃物を自分の腕に突き立てて皮膚を切り裂きました。
彼女の腕からしたたり落ちる鮮血が毒蝶の卵に注がれると、やがて卵は熟れたように真っ赤に染まっていきます。
すでに毒物への耐性を身につけているロクサナが大量の毒を摂取し続けていたのは、自らの血液によって毒蝶の孵化を早めるためだったのです。
「奈落の花」の作中には、魔物を扱う能力に長けている「白の魔獣師」が毒蝶の卵を発見するシーンがあります。
白の魔獣師のような特殊スキルを持っていないロクサナが毒蝶を操るためには、自傷行為をも辞さない覚悟が不可欠。
ロクサナはアグリチェ一族の中で自分の身を守るために、死に物狂いの努力を続けるしか選択肢がありませんでした。
ロクサナにとって毒蝶の卵の孵化時期と同じくらい気がかりだったのは、先日の晩餐会にデオンがいなかったことです。
毎月1位の座を絶対に明け渡さないデオンからすれば、アグリチェ一族の晩餐会は特別なイベント。
そんな彼が晩餐会に来ていなかったということは、事前にラントが彼をどこかに派遣したのだろうとロクサナは推測します。
ラントはデオンに一体何をさせるつもりなのか……?
ロクサナは胸中に湧き上がる不安感を拭えずにいました。
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立派なアグリチェ
温室から戻ったロクサナは、今日の出来事を侍女のエミリーに報告させます。
地下の牢屋の番人が倒れていたという話を聞き、ジェレミーにけしかけられたシャーロットの仕業だろうと即座に看破するロクサナ。
彼女の読み通り、牢屋に侵入した犯人はシャーロットでしたが、「おもちゃ」を攻撃した際に拘束具まで破壊したという話を聞いて驚かずにいられませんでした。
カシスを縛りつけている拘束具は、大魔物すら固定できる強力な器具。
いくらシャーロットの性格が凶暴だとしても、彼女一人の力だけで破壊できるはずがありません。
おそらく、カシスがシャーロットを巧みに利用して拘束具を破壊したのだろう、とロクサナは推測して笑みをこぼします。
ロクサナがエミリーの話を聞いていると、廊下の向こうから誰かが歩いてくるのが見えました。
そこに立っていたのは、ロクサナの母親・シエラでした。
シエラは自分の娘が月間評価で安定して2位を獲得している話を聞き、晩餐会に出席できるほど出世したロクサナをねぎらうために邸内にやって来たようです。
久々にロクサナと再会して満面の笑みを浮かべていたシエラでしたが、彼女の腕に刃物の切り傷による出血があることに気づくと、にわかに表情を曇らせました。
ロクサナはとっさに自分の腕を後ろに隠し、「何でもありません」とごまかしながら話の続きを促します。
一人で懸命に頑張っている娘に対し、「貴女ももう立派なアグリチェよ」と優しく微笑むシエラ。
しかし、ロクサナはその言葉を聞いてもニコリともせず、氷のような冷たい眼差しで母親を見つめたまま、「良かったら私の部屋に寄って行かれますか?」と淡々と尋ねました。
娘の異様な雰囲気を察したシエラは思わずたじろぎ、「今日はやめておくわ」と答えます。
「ではお気を付けて お母様」
ロクサナが自室に入ると、巨大な扉がゆっくりと閉まり、二人の親子の間を隔てました。
母親に言われた「立派なアグリチェ」という言葉を思い返し、過ぎ去った年月の重さを実感するロクサナ。
兄・アシルと自分をアグリチェ一族の悪意から守ってくれなかった母親を恨んでいるわけではありませんが、無邪気だった子供の頃のように触れ合うのはもう無理なのだろうという諦観が心の中に広がっていました。
拘束具のカラクリ
一方その頃、地下室の牢獄に幽閉されているカシスは、見張りの兵士から激しい暴行を受けていました。
どれだけ殴打されても、兵士を睨みつけたまま絶対に目を逸らそうとしないカシス。
やがて、圧倒的に優位な立場にある兵士の方が気圧され、拷問の手を止めてしまいます。
「今日はロクサナお嬢様に免じてこのくらいにしておいてやるよ お前なんかシャーロットお嬢様に八つ裂きにされるべきだったんだ」
兵士が捨て台詞を吐いて牢獄から去って行くと、カシスは「ロクサナ……」とつぶやきます。
「ロクサナお姉ちゃんのものになるくらいなら私の手で始末してやる!」
ちょっと前に自分を絞殺しようと襲い掛かってきた小柄な少女がそう叫んでいたことを思い出し、自分の世話をしてくれるロクサナという女性がアグリチェ一族内で非常に位の高い存在であることを悟りました。
そして、カシスにとってもう一つ大きな発見だったのは、シャーロットと戦った際に偶然見破った拘束具の仕組みです。
自分を縛りつけている拘束具は、拘束対象の興奮度が上がるにつれて拘束力が強まる構造になっているらしい。
逆に言えば、どんな状況でも体に力を入れず冷静さを保ち続ければ、拘束具が発動せず単なる飾りに変わるということ。
そう気づいたカシスは、絶望的な環境の中に一筋の光明を見出したような感覚を味わっていました。
今は敵を油断させるために、自分がこの事実に気づいたことを悟られないようにしなければ……。
逆転の秘策を慎重に練り続けるカシスの脳裏に、ロクサナの姿が浮かび上がります。
リスクしか無いのに、一族の目を盗んでまで自分を助けようとしてくれる謎の美女ロクサナ・アグリチェ。
俺は彼女をどこまで信じたら良いのだろう……?
ロクサナのミステリアスな行動は、どんなに強力な拘束具よりも強固にカシスの心を縛りつけて放しませんでした。
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5話を読んだ感想まとめ
今回は心をえぐるような生々しいシーンのオンパレードでしたね。
温室内で毒蝶の卵を育てているロクサナの姿は、まるでポケモンの卵を孵化させようとしているポケモンGOユーザーのよう。
しかし、自ら腕を切って血液を差し出すエグい所業は、とてもポケモントレーナーには真似できないでしょう。
料理をしている時に包丁で指を切っただけで頭の中が真っ白になってしまう私にとって、ロクサナの行動はあまりにも衝撃的でした。
使えない子供が次々と処分されてしまうアグリチェ一族の世界で生存し続けるために、死に物狂いで足掻くロクサナの決意が伝わってくるシーンと言えるのではないでしょうか。
そして、久しぶりに対面を果たしたロクサナ親子の悲劇的な再会場面も印象的でした。
幼い頃は仲睦まじい親子だったのに、アグリチェ一族の掟に染まった今のロクサナに母を慕う素振りは微塵も見られません。
強くなるためには、弱さを捨てる作業が不可欠。
人間的な感情を排したロクサナの姿は、母親の目にはまるで別人のように映ったことでしょう。
固く閉ざされたロクサナの部屋の扉が母娘の断絶を象徴しているようで、見ていてとても心が痛みました。
二度と元の親子関係に戻れないのかと思うと、時の流れの残酷さを否応なく意識させられます。
また、ジェレミーにけしかけられたシャーロットが、早くもカシスの襲撃に乗り込んできたのもビックリしました。
ラントの決定を無視してカシスを攻撃したシャーロットは、一族の長であるラントから何らかの制裁を加えられるのではないでしょうか。
アグリチェ一族の生活は、まさに生き残りをかけたサバイバルゲームですね。
ロクサナに逆らったシャーロットはどうなってしまったのか?
晩餐会にいなかったナンバーワンの子・デオンは、一体どこで何を目論んでいるのか?
第6話の展開がますます気になってきました。
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