TV番組・ドラマ化

「やっと話の意味が分かった!」大人になった今だから共感できるマンガ一覧

痛いほど気持ちがわかる・・・!ついつい共感してしまう悩みやモヤモヤを抱え生きていく主人公たちを描いた漫画をご紹介します!

プリンセスメゾン

  • 主人公を中心に女性がマンションを購入し、そこで暮らすまでの過程をオムニバス形式で描いた作品です。
  • 主人公に好感を抱いてしまうと序盤から中盤にかけて数話に1回はじーんとくるものがあり、油断していると号泣レベルで泣けるので電車など人前で読まれる場合はかなり注意が必要です。
  •  漫画というよりは絵本のような絵柄や台詞のないシーンやコマとコマの間隔が離れていたりする独特のコマ割りが特徴になっています。しかも、その独特の「間」がノスタルジックな味わいを出していてほっこりさせてくれます。
  • 心に染みる台詞や共感できる台詞、いざというときに助けになりそうな台詞がたくさん詰まっているので、何度も読み返したくなる作品です。
  • そんな「プリンセスメゾン」は現実的な女性を描くことに定評がある池辺葵(いけべ あおい)先生の原作で、ドラマ化もされましたので代表作になりそうです。

プリンセスメゾンを読んだ感想

\\共感したい時に//

「プリンセスメゾン」は、女性がマンションを購入、引っ越し、実際に暮らす過程をオムニバス形式で描いた作品です。

ただ、主人公の沼越幸(ぬまちゃん)と不動産会社の人達の交流がメインなので、他の女性は息抜き程度の頻度なうえに1話程度で完結します。

絵が特徴的な作品で、特に風景が絶品。

丘から見える夜景、ビルとビルの間から見える夜の街など写実的ではなく絵本に出てくるような柔らかいタッチ風景画ですが、実際の風景を連想させます。

しかも、独特のコマ割りと台詞の余韻を引き立てる絶妙な「間」が、読む人の想像力を広げていくので作品から見える風景は十人十色かもしれませんが、何か懐かしいものを感じさせてキュンとなるものがあります。

登場人物も素敵な人ばかりですが、なかでも「持井不動産」の社員である伊達さんがカッコイイです。

いかなるときでも「沼越さま」と呼び、社員とお客の関係性を崩そうとはしないところがプロという感じで憧れます。

このあたり、通常の漫画であれば身近なところで恋愛に発展させてしまいがちですが、そうさせない池辺先生の手腕もお見事です。

しかも、多くの漫画には多少なりとも敵となる悪人や嫌なヤツが出てくるものですが、この作品には悪人どころか嫌なヤツすら全く出てきません。

ぬまちゃんに関わる人が全て優しい人達ばかりなのでかなり安心して読めます。

敵も出ない、主人公の恋愛話もない、ただマンション購入を中心とした主人公の日常をを描いているだけなのに感動する場面が多々ある異色作なので、ぜひ読んでいただきたいです。特に、人生に少し迷いを感じ始めた人には何かしらいいヒントになる台詞が見つかると思います。

春夏秋冬Days

  • 「春夏秋冬デイズ」の主人公・吉乃は、旦那さんと子供との3人暮し
    大学を卒業してすぐ授かり婚をし、現在は家庭と仕事とを両立しながら毎日充実して過ごしています。
  • 旦那さんとの仲も良好。
    ドジもしてしまう吉乃ですが、優しい旦那さんはドジな所を笑ってくれます。
    家族との時間も、自分の時間も大切にしながら、普通の事を幸せだと感じていました。
  • ある日、高校時代の友人と久しぶりに集まることとなります。
    小説家となった「瑠璃」と、離婚をして地元に戻ってきた「なべさん」。
    それぞれ違った生活をしているので、会うのは吉乃の結婚式依頼でした。
  • それぞれの近況報告をしながらお酒を飲んでいる途中、同じ居酒屋で同級生の宇田川くんと再会します。
    この同級生同士の再開が「春夏秋冬デイズ」のストーリーを動かしていきます。
  • 宇田川君と再会した時に出会った玉城と吉乃は、メールのやりとりをする中に・・。
    そして玉城は、既婚者・子持ちだとしりながらも、吉乃に惹かれていくようになります。
  • 幸せな家庭を持つ主人公の吉乃と、吉野に惹かれていく玉城。
    いけないとわかっていつつも、次第に玉城が気になってしまう吉野。
    二人は、不倫関係になってしまうのか!?
  • 吉野の友人・なべさんと玉城は、兄弟のような関係になっていきます。
    けれど、なべさんの本当の気持ちは玉城に惹かれています。
    友達同士の関係もどうなっていくのか!?
  • それぞれのキャラクターの恋愛模様や友人関係の変化。
    また、吉乃の家庭は不倫の末に壊れてしまうのか?
    各関係が、どうなってしまうのか続きが気になる漫画です!

春夏秋冬Daysを読んだ感想

\\トキメキたいあなたに//

「女同士の関係は複雑で、仕事をしているかしていないか・キャリア志向か違うか・結婚しているかしていないか・子供がいるかいないかで、世界がかわってしまう。」

ストーリーの中に、こんな言葉が出てきます。

主人公と同じ年代の30代は、リアルにこんなことがある様に感じてしまいます。

自分が悩んでいる状況などなおさら・・。
自分と他の人を比べては、複雑な気落ちになるモノです。

「春夏秋冬デイズ」の主人公たちも、数年ぶりに再会したものの、恋愛関係でぎくしゃくしていきます。

そして、なんといっても吉乃と玉城はどういう関係になっていくのか・・。

幸せな家庭を持つ吉乃は、不倫の道に進んでしまうのか!?

ストーリー自体は不倫の話であるけれど、主人公のキャラクターのせいかドロドロし過ぎていなくて、意外と読み心地が悪くならないストーリーです。

普通にどこにでもいそうな気がする主人公。
だからこそ、ちょっとリアルに起こりそうでドキドキしながら読み進められます!

リメイク

  • 「リメイク」の主人公は、派遣社員でOL事務の「奥村かのこ」
    そんな彼女が、OLから転職し、ビューティーアドバイザー(以下BAに略す)を志す漫画です。
  • 派遣社員になって3年も経つのに、ずっと彼氏もいないし、気が付けば手元のマニュキアはボロボロ
    周りは結婚ラッシュが始まったけれど、鏡に映った自分は・・自分って、そろそろヤバイんじゃないだろうかと焦り出すところから物語はスタートします。
  • ある日の友人との買い物の途中、可愛いなぁと惹かれたマニュキュアを手に取ります。
    BAに「そのお色とてもよくお似合いですよ」声をかけられたことでストーリーが動き出します。
  • 声をかけてきたBAに化粧をしてもらう事となった主人公。
    BAの手の動きや喋り方、そしてBAのとっても良い印象・・。
    なにより、いつもとは違う自分に仕上げてもらった事に感動し、BAに憧れるようになります。
  • 派遣社員の契約期間更新の面談の時、もやもやとした自分を変えたいと契約更新をしないことを決めます。
    そして、綺麗な自分を目指してビューティーアドバイザーになる道を志すことにしました。
  • BAになってからの心の動き、人間的な成長や思い悩みながら前ヘ進もうとする「かのこ」の誠実に向き合う姿勢には読んでいるこちらまで心が動かされます。
  • 作者の前職は、なんとBA!!
    漫画の間や、最後に描かれる実際のコスメの使い方など、実用性が高くて参考にしたい情報も満載です。
  • なりたい自分になるため奮闘するストーリー以外のラブストーリーにも注目です!
    主人公の「かのこ」が思いを寄せる、四十崎(あいさき)。
    「かのこ」の、まっすぐで純粋な思いは、見ていて応援したくなります。
  • 仕事の中で共通して何が大事なのか、教えてくれる「リメイク」。
    彼女の職場にいる仲間との支え合う姿や、特にチーフの嶋田の存在がとてもこの漫画の鍵になっています。
  • かのこの素直さや、時としてハッとさせられるストレートな発言は、見ていてスッキリさせてくれ元気をもらえます。

リメイクを読んだ感想

\\人生に悩んでいるあなたに//

今の自分に満足できない。
もっと自分らしく綺麗になりたい。
そんな風に思っている女性は多いのではないでしょうか。

派遣社員からビューティーアドバイザーとして転職することを決めた、主人公のかのこ。

「リメイク」は、自身の可能性・新しく出来る事を仕事から見出していく、主人公かのこの誠実さ・自身と向き合う姿勢に共感できます。

読んでいて刺激や元気をもらえます!

誰しもが悩む仕事の人間関係や、他者との比較。
主人公も同じように悩み壁に当たっていきますが、自分なりに答えを出していきます。

仕事も暮らしも徐々に変化していく前向きな姿は、見ていて次の巻が気になっていくようになります。

また、「リメイク」は、主人公「かのこ」と上司「四十崎」の恋の行く末もこの漫画の見どころです!!

四十崎に対する思いが、少しづつ大きくなっていく場面や、彼女の感情や思いの揺らぎが、なんとも言えません!

果たして、2人の結末はどうなるのか・・この部分にも注目して読むと、より楽しいです。

にこたま

  • 交際9年、同棲5年のカップルが男性のやらかしたある“出来事”をきっかけに、思いがけない方向に右往左往するふたり。そのふたりの右往左往ぶりに注目です。
  • ふたりを中心に描かれますが、他にもさまざまな女性が登場するため、誰かに共感できるような仕組みになっています。
  • 序盤がコミカルに描かれているうえに、絵柄が柔らかくかわいいので、見た目の雰囲気は軽い感じに思えますが、序盤を過ぎるとストーリーはかなり重苦しくコミカルな要素も激減するため、物語に入り込んでしまうと読後感はあまり良くないかもしれません。もっとも、漠然と恋愛している人には考えさせられる作品になっています。
  • 原作は、映画化もされた「蛇にピアス」のコミック化も手がけられた渡辺ペコ先生で、リアルな男女間を描くことに定評があります。この「にこたま」も、その実力を十分発揮されています。

にこたまを読んだ感想

\\パートナーとのマンネリを感じた時に//

「にこたま」は、弁護士であるはずのコーヘーが酔った勢いでやらかしてしまったある出来事により、交際9年、同棲5年と長年築いてきたふたりの関係が大きく揺らぎ始めます。

さらに、そのショックから立ち直ろうとしていた矢先、主人公のあっちゃんに更なる追い打ちがあり、ふたりの関係に変化が訪れます。

弁護士の設定なので時折理屈っぽい会話もありますが、基本的に頼りない描写の多いコーヘー。

同棲の漫画は、男性が優しいけど優柔不断であったり頼りないというパターンが多いです

が、コーヘーは優しいというよりは負い目からそうせざるを得ない感じなので、あまり好感は抱けないかもしれません。

ただ、それだけに実際の男性はそういう対応になるかもしれないと考えるとリアルに感じられます。

一方、あっちゃんはヒステリックになりそうな場面も意外と冷静に対応していきます。

普通ではありえないかもしれませんが、これは序盤に伏線を張っているので、すんなり受け入れられそうです。

「にこたま」の評価は、ちょっと自分には縁がないかもとファンタジーで読んでしまうか、もしかしたら自分もそうなるかもしれないとリアルに感じてしまうかで分かれてきそうです。

ファンタジーで読むと重いテーマだけど軽く感じられるでしょうし、リアルで読んでしまうとずっしり重たい作品に感じられそうです。

あっちゃんが出した結論の評価も分かれそうですが。ぜひ読んでいただきたい作品です。

なお、主人公らの名前が浅尾温子(あっちゃん)と岩城晃平(コーヘー)というドラマ「抱きしめたい!」の浅野温子と岩城滉一をもじった名前にしていますが、あっちゃんもコーヘーも2人に似ておらず、ストーリーもドラマとは全く異なります。

ただ、ひょっとするとオマージュされた場面があるのかもしれませんので、探されてみてはいかがでしょうか。

女の友情と筋肉

  • マッスルなアラサー女子3人の恋と友情を全て手書きの台詞とギャグ仕立てで描いた異色の4コマの漫画です。3人を中心に日常を描いていますが、4コマ漫画特有の全くストーリーがない世界ではなく、結婚や出産などのイベントも発生し、ゆるやかですがストーリーが流れています。
  • キャラも絵も独特なのでハマるのに少し時間が必要かもしれませんが、慣れると夢に出てくるほどハマります。
  • ギャグのなかにアラサー女子のリアルな気持ちが混ざっているので、注意して読まないと見落とすかもしれません。
  •  舞空術で空が飛べるなど少年誌で人気連載された格闘モノのパロディが多いので、元ネタがわかるとより楽しめます。
  • 「女の友情と筋肉」の原作はKANA先生で、本作品がデビュー作になります。日本人ですが現在ドイツ在住という異色の作家です。

女の友情と筋肉を読んだ感想

\\元気になりたい時に//

メーカー勤務の村上イオリ、商社OLの神田ユイ、アパレル販売員の小西マユの3人は少年誌の格闘漫画に出てくるキャラ並みのムキムキボディの筋肉女子で空も飛べるし、人の目には見えない速度で動けたり、エネルギー弾も出せます。

「女の友情と筋肉」は、そんな彼女達の日常を描いた4コマギャグ漫画です。特に序盤はかなり好き放題に暴れていることもあり、とにかく凄い勢いで筋肉が迫ってきます。

絶えず筋肉ネタ中心というわけではなく、アラサー女子ならではの恋愛模様であったり、女性らしい会話のなかにアクセントとして筋肉ネタを盛り込んでくるようになります。

そして、彼女たちだけでなく、3人の彼氏達が中心になるエピソードを交えるなど少しずつスタイルが変化していきます。

さらに、序盤こそ見づらいかなり濃い絵と手書きの台詞も徐々に見やすくなっているように、デビュー作らしく徐々にKANA先生が成長していくのを感じ取るのもこの作品の面白さかもしれません。

3人だけでなく個性的なサブキャラ達もみんな悩みながらも前向きに成長していくので、読むと頑張ろうという前向きな気分にさせられます。

ぜひ読んでいただきたい作品ですが、その前に悩みや辛いことがあれば、とりあえず限界まで腹筋です!

カズン

  • 「カズン」の主人公は、パッとしない高校生活を送った、ちょっとポッチャリな、つぼみ。
    つぼみは、高校を卒業してビデオショップでバイトを始めます。
  • バイト先の先輩であるシロは、つぼみにとって初めての男友達。
    シロ×高校の同級生の律子、つぼみ×片思いの相手の茄子川。
    それぞれのラブストーリーも描かれています。
  • なんとなく過ごして、パッとしない毎日だったつぼみですが、好きな人を思って努力を始めます。
    メイクをしたり、ダイエットをしたりと健気な姿は、つい応援したくなってしまいます。
  • ラブストーリーの漫画だけど、過剰にキラキラした世界にいる主人公でない現実的な主人公であることも、読みやすさのポイントです!
  • なぜ、「カズン」というタイトルなのかも、最後にハッキリします!
  • 「カズン」は、いくえみ綾先生の漫画らしく、現実味のあるラブストーリーや、人間模様が面白い漫画です。

カズンを読んだ感想

\\人生に悩んでいる時に//

いくえみ綾先生によるラブストーリーは、どこか自分と重なる部分のある登場人物が出てくるところが、ハマってしまうポイントです!

パッとしない学生生活が終わり、恋愛をして、自分を変えたいと努力を始める主人公のつぼみ。

ダイエットをしたり、メイクを始めたりして、なんだか健気で可愛らしいです。

恋愛漫画って、キラキラし過ぎていて読んでいて恥ずかしくなってくることないですか?

「カズン」は、過剰にキラキラしているわけではない主人公や登場人物が、人間ぽくって、ラブストーリーもあるのに恥ずかしさがないところも読みやすさのポイントだと思いす!

そして、漫画のストーリーなのに・・全部綺麗にハッピーエンドといかないところが「カズン」の良いところではないでしょうか。

挫折をして、失恋をして、苦い思いをして、漫画の中に共感できる箇所があるので、漫画の世界と現実の世界が近く感じます。

パッとしなかった高校生活。
キラキラした芸能界にいるイトコと、ビデオ屋さんでバイトをする自分。

誰かと自分を比べてみたり、思いもよらない人から告白されたり・・

理想と現実の狭間で揺れ動く、繊細な感情が描かれている漫画です!

トラップホール

  • どん底だと思っていたら次の穴へと、人生の落とし穴に次から次へとハマっていく主人公が落ちた穴から這い上がろうとするお話です。
  • 主人公が意外とたくましいのと、助け舟を出す人達が明るいキャラでなので、読者が作品に引っ張られて暗い気持ちになるようなことはありません。特に中盤以降は登場人物のノリがいいので気楽に読めます。
  • 人生の落とし穴にはハマったときに役立ちそうな言葉が散りばめられているので、手書きの台詞の部分まで一言一句しっかり味わって欲しい作品です。
  • 終盤までのストーリーは、全てこの終盤のための布石なのかと思うくらい終盤は怒涛の展開になるため、ワクワク感なしでは読めません。
  • 原作は「午前3時」シリーズや「ふつつかなヨメですが」の、ねむようこ先生。先生独特POPでキュートな絵はこの作品でも健在です。表紙は線が多くて暗い感じもしますが、中身はすっきりした線で明るめの絵になっています。

トラップホールを読んだ感想

\\頑張る女性を応援したい時に//

「トラップホール」は、これまで順調に人生を歩んできた主人公のハル子が、婚約者から「後輩と恋に落ちた」と告げられて婚約破棄という人生の落とし穴にハマるところから物語が動き出します。

周囲に励まされるもどこか居心地が悪く、同級生の浅野に誘われて上京しますが、そこにも大きな穴が待ち構えていて・・・。

ラブストーリーというよりはヒューマンドラマなので、ラブストーリーとして見ると主人公も主人公の相手も純愛とは程遠く、節操なくユラユラしています。

なので、序盤はどのキャラにも感情移入しにくいどころか軽い嫌悪感を抱くかもしれません。

ただ、中盤以降はドロドロしてもおかしくないくらい重たい穴ですらアクセント程度にしか感じないくらいコミカルチックな軽い流れになるので、悲壮感なく読み進められます。

もっとも、30代以上であれば「そういうこと考えてる時期もあったなぁ」と共感できるエピソードがあるかもしれませんので、序盤から楽しめそうです。

的を射ている台詞が多く、トラップホールに落ちた人には救いとなりそうです。

ですから、ち込んでいたり疲れている方にぜひ読んでいただきたい作品です。

なお、終盤に怒涛の伏線回収をしてくるので、最初から最後まで読んでこその作品になっています。そのため、イッキ読みされることをオススメします。

地獄のガールフレンド

  • 年齢も歩んできた人生も価値観もほぼ何もかも違う3人の独身女性がひょんなことから同居することになり、それぞれの愚痴や意見を言い合いながらお互いを認め合って意気投合していく過程を描いた作品です。
  • 3人とも価値観が違い、それぞれの価値観に基づく生々しい台詞が並ぶため、20代以上の女性であれば3人のうちの誰かに共感も感情移入もできそうです。
  • 家でのガールズトークも気になりますが、それぞれの仕事や恋愛の行方も気になるような展開になっています。
  • 原作は「先生の白い嘘」「おんなのいえ」の鳥飼茜先生で、この作品もリアルな感情を吐き出すキャラ達が躍動しまくります。ただ、他の作品のように破滅に向かう悲壮感的なものはなく、わりと前向きかつコミカルに描かれているので読みやすくなっています。そのせいか、絵に暗さがなく、かわいく明るい感じです。

地獄のガールフレンドを読んだ感想

\\共感したい時に//

まじめOLで28歳の悠里(ゆうり)、バツイチ子持ちで31歳の加南(かな)、モテるけど自分大好きな36歳の奈央(なお)が、ひょんなことから同居生活を始めるところから物語が動き出します。

普通なら出会うことがなさそうな3人がすんなり同居を始めるなど舞台設定はフィクションなのに、生々しいキツイ台詞が飛び交うというフィクションのなかにリアルを描きこむ鳥飼ワールド全開な作品です。

女性だからこその様々な問題を提起しては話し合っていくというスタイルで進んでいきますが、友達同士が一緒に住むという設定ではないので友達ゆえの変な気遣いがなく、かなりがっつり言いたことを言い合います。

それでいて、ヒステリックにならずにそれぞれできちんと受けとめるので、イラッとする展開にはなりません。

ガールズトークなので当然字数は多いのですが、絶妙のセリフ回しとノリの良さからさほど気になりません。

それより、さばさばした関係を保ちつつお互いの距離感を縮めていく不思議な関係に思わず次のページをめくってしまいます。

ちょっと辛いことがあったとき読むと、何かしら共感できてもう少し頑張ろうという気にさせるフレーズが見つけられると思います。

ぜひ読んで前向きになっていただきたい作品です。女性の心理が惜しげもなく出ているので、男性が読んでも参考になりそうです。

女なのでしょうがない

  • 3人の女性が仕事や恋愛で悩んだり落ち込んだりしながらも頑張っていく姿を描いたOLあるある漫画です。ただ、とことんリアルを追求しているわけではなくファンタジーな要素もあるので、あまり重たく感じずに読めます。特に中学生の男子とアラサー女子とのやり取りは、他の恋愛漫画ではなかなか見られないので注目です。
  • 話のテンポもよく、意外な展開もいくつか用意されているので最後までしっかり楽しめます。
  • プロレス好きの近由子(こん よしこ)先生の原作で、この「女なのでしょうがない」がデビュー作になります。
  • デビュー作だけあって徐々に絵柄も構成なども読みやすくなるので、3人のOLが成長する姿だけでなく近先生の成長具合にも注目です。

女なのでしょうがないを読んだ感想

\\頑張る女性を応援したい時に//

「女なのでしょうがない」は、性格も考え方も異なるOL3人のそれぞれ仕事、恋愛ぶりを描いた物語です。

世の中のOLあるある話を3人に詰め込んだ感じなので、女性であれば誰かの何かのエピソードには共感できるのではないでしょうか。

ただ、盛り込まれているエピソードが多く展開が早いので感情移入は少し難しいかもしれません。

ですが、感情移入が難しいことが幸いして、あまり暗い気分にならずに読み進められます。

彼女たちはよく泣くし、よくヒステリックにもなります。

ですから、そういうシーンが多いのは苦手という方には不向きかもしれませんが、弱い女性ということはなく芯が強くたくましささえ感じますので、そのあたりを読み取っていただきたいです。

また、序盤の男性陣は言うことがハードでかなり嫌なヤツだらけで、それでよく出世できたなレベルの台詞や態度が出てくるのでイラッとするかもしれませんが、そのあたりも回を追うごとにソフトになっていくのと登場回数が減るので気にせず読み進めていただきたいです。

漫画なので少し誇張された部分はあるものの、どのエピソードも探していけばどこかの会社やOLがやっていそうなものばかりだと思います。

ただ、読者によっては自分の経験的にこんな会社は今時ない、などと思ってしまうと読む意欲がなくなりそうです。

ですから、世の中にはこんな会社もあるんだろうなぁ、こんな人もいるのだろうなぁと思いながら読まれることをオススメします。

ちょっと仕事に疲れているけど共感してくれる人が周囲にあまりいない女性や社会人男性に、ぜひ読んでいただきたい作品です。

おんなのいえ

  • 主人公が不安や葛藤を乗り越える姿やラブストーリーに主軸をおきつつ、そこに姉妹関係、親子関係という家族の形を描き入れた異色作です。
  • しかも、不倫やバイセクシュアルとの恋愛など、テーマがかなり重たいフィクションなのが特徴になっています。さらに、登場人物がイライラさせるようなくせ者揃いなところがあり万人ウケする作品ではないかもしれません。
  • この作品の評価は、主人公らに感情移入や共感できるかどうかによって分かれてきそうです。もっとも、台詞選びが巧みかつリアルなため、同世代以上の女性であればかなり共感できそうです。
  • 原作は「先生の白い嘘」「地獄のガールフレンド」の鳥飼茜先生で、リアルな感情むき出しで動くキャラ達はまさに鳥飼ワールドの真骨頂。フィクションのなかにリアルを描く独特の世界観を存分に楽しめる作品に仕上がっています。

おんなのいえの感想

\\オトナ女子のリアルな心境をみたい時に//

「おんなのいえ」は、29歳の主人公の有香(ありか)が3年付き合ってきた彼氏にフラれたところから物語が始まります。

ショックが冷めやらぬなか、妹と同居することになり、そのことにより予期せぬ出会いや出来事が巻き起こります。

鳥飼茜先生らしく、ファンタジー要素がなく生々しい描写が大きな特徴になっています。特に家族間の会話は、遠慮なく言い合うためにキツイ文言が飛び交います。

そして、生々しさゆえ主人公がかっこよくもかわいくもなく、フラれてからふわふわしている29歳の女性の等身大を描いています。

それだけに主人公も結構ひどい事をしていたり、理解に苦しむ行動を起こす場面もあります。

主人公がふわふわしているだけにストーリーもふわふわして、どこに向かっているのかよくわかりません。

伏線もほとんどなく先読みしにくい作品であり、そこが面白いところでもあります。

女性の心理が惜しげもなく出ているので、男性が読んでも参考になりそうです。

ただ、どんなに内面が優れていてもイケメンには敵わないこともあることを思い知らされるので覚悟は必要と思われます。

娯楽性はあまりないうえに字数が多いので読むのに少し体力が必要ですが、ぜひ読んでいただきたい作品です。

30

  • 「30婚」は、漫画からエッセイなど幅広く活躍する漫画家米沢りか先生の少女漫画です。
    2008年から2012年の約4年間で15巻発行されたラブコメディ作品です。
  • 主人公は、フードコンサルタントを仕事にするOL野呂笑(ノロエミ)
    30歳を目前にして、結婚をしようと考えていたお相手にフラれてしまい、落ち込んでいるところから物語がはじまります。
  • 結婚の相手への理想は高く、直感でこの人!といったような運命の人を待ちこがれているノロエミ。
    周りから通称:待受女と呼ばれる、恋愛に妥協せずひたすら良い出会いを待ち続けて思いが叶うと信じている女性です。
  • しかし30歳直近を迎え、幸せな結婚ができるのか不安になるノロエミ。
    そんな彼女が、仕事をしながら自分なりに考え理想の男性を求めて、結婚相談所へいってみたり、お見合いしてみたりと婚活に奮闘する日常が描かれています。
  • 漫画「30婚」は、そんな出会いを求める女性たちが思うリアルな現状や、女性に対しての男性の本音も盛り込まれた内容となっていて読み応え満点です

30婚を読んだ感想

\\元気になりたい時に//

「30婚」は結婚を本気でしたいと思っている主人公ノロエミが、幸せになるためにひたすらアクティブに動きながら、自分の幸せとはなんなのか突き進んで行く痛快ラブコメディです。
誰もが思い悩み考えてしまうような男女の心理を表現しています。

現実が垣間見えるような結婚相談所の内情や、お見合いでの出来事などはありそうだなぁと読んでいて想像が膨らみます。

また、ノロエミの回りの女子たちも色々なシュチュエーションでの結婚探求体験が描かれているので、そちらも一緒に楽しめます。

三角関係になったり、計算高いライバル女性が出没し色んな仕掛けで恋の邪魔が入ったり、次々と人間関係が交錯していく展開も見逃せません。

急展開する中での漫画ストーリーの節目に出てくる4コマも、エピソードがほんわかしていて良い雰囲気です。

仕事にも邁進するノロエミは、充実した仕事と自分にとっての最高のパートナーを見つけゴールインは果たしてできるのか?

漫画の最終巻まで気になって読んでしまいます。

東京タラレバ娘

  • 「東京タラレバ娘」は、「~だったら」なんていつまでも言っている、33歳の同級生女子3人が中心となるストーリーです。
  • 結婚の予定もなし、彼氏もいない。
    そんな仲良し3人は何かあるごとに集まり、飲んで・喋って・励ましあい、時には叱ったりもしながら33歳らしく、しっかり仕事をこなしていました。
  • この3人は学生時代からの付きあいて、若いころの恋愛も良い事も悪い事も知っている仲。
    特に仲の良さが伺えるのが連絡の取り方で、消防用語を使ってLINEをしています。
    第一出勤は、なんとなく飲みたいとき。
    第二出勤は、仕事の愚痴を聞いてほしいとき。
    第三出勤は、誰かの悪口をブチかましたいとき。
    そして第四出勤は、緊急に男がらみの相談があるとき。
  • 第四出勤は、ここ数年発令されなかった緊急要請。
    ですが、ストーリーが進むにつれて頻繁に第四出勤は発令されます。
  • 仕事の悩みも、人間関係も20代の頃とはなんとなく変化してくるお年頃。
    「東京タラレバ娘」の主人公で脚本家である倫子も、自分の事務所で働いてくれている若い子の脚本の方が、先方の希望に近いから・・と仕事がうまく行かなくなる時期が出てきます。
  • 3人揃ってご無沙汰だった恋は、次々と状況が変化するようになっていきます。
    倫子は、居酒屋でであったモデルのKYE、10年前に告白されたが付きあうことがなかった早坂、そしてBARで意気投合した奥田。
    紆余曲折あり、誰とどうなっていくのか注目です!
  • 冒頭に、「たられば」言っていたらこんな歳になってしまったという言葉がでてきます。
    いくつであっても「たられば」いっていても事は進まないよなぁ・・と、そんな所も考えさせられる漫画です。

東京タラレバ娘を読んだ感想

\\共感したい時に//

「東京タラレバ娘」は、ドラマ化もされた人気漫画です。

話がドンドン進んでいくので、中だるみもなく続きが気になっていきます。

やはり、主人公である倫子と友人を含めた3人娘は、最強です!!

お酒を飲んで、励ましあい・愚痴りあい・ストレスも悩みも全部話ができる友人。

こういう友人て、自分の周りにいて欲しいけど、なかなか出会う事が出来ない存在ではないかと、羨ましくなります。

「東京タラレバ娘」の面白いところは、やはり恋愛関係!

恋はご無沙汰・・の割りに、次々と色々なタイプの男性が現れます。

それぞれへの思い。
きっと幸せな家庭を築くならこの人が良いんだろう、本当に好きなんだろうか、どうしても気になってしまう存在。

恋愛って難しいもんだな・・と思うものの、自分事でないと見ていてすごく楽しいのも恋愛ストーリーですね!

30代の恋、見ていて面白いです。

サプリ

  • 広告代理店で働く主人公が仕事を優先しつつ恋愛に揺れ動く姿を描いた作品で、彼に何かを言われた時や何かを選択する時の心理描写が見どころになっています。
  • 原作は映画化もされた「渋谷区円山町」のおかざき真里先生で、この「サプリ」で描かれている細かな情景描写や業界の世界観は、おかざき先生の広告代理店での勤務経験からきているのでリアリティがあります。それだけに、働く女性には共感できる部分が多そうです。
  • もし、主人公に共感できなくても、サブキャラや時折でてくる女子会トークは、さまざまな意見や感情が入り乱れるので共感できるものがありそうです。
  • 余計なものは出来るだけ省いた感じのテンポの良さがあり、少し読み飛ばしただけでもストーリーがつながらなくなります。しかも、良くも悪くも次々と予想を裏切られる展開になっているので、じっくり読まれることをオススメします。

サプリを読んだ感想

\\共感したい時に//

「サプリ」は、広告代理店で働く主人公の藤井ミナミに7年間付き合った彼がましたが、激務続きから気持ちがすれ違うようになりフラれてしまうところから物語が動き始め、そこからの仕事、友情、恋愛など主人公に巻き起こる出来事を描いた作品です。

仕事の描写がリアル過ぎることもあり、仕事中心の主人公の生き方をどう評価するのかによって作品の評価も変わってきそうです。

また、恋愛面においても、共感はできるけど主人公を応援したくなるような恋愛ではないと感じる人もいそうで、ハマる人には凄くハマるタイプの作品と言えそうです。

リアルなだけに、仕事において大事なことや心構え、周囲の目などが細かく描かれているので、単なる恋愛漫画として読みだけでなく自己啓発の入門書的な側面もあります。

それでいて、リアル過ぎて重たい話をコミカルな絵を挟むなど、重くなり過ぎないような工夫が施されているので、わりとサラッと読み進められます。

もし主人公に共感できなくても女子会トークは文字数が多めでごちゃごちゃ感はありますが、他に類を見ないくらい圧巻の再現性。

特に働いている女性であればきっと共感できますのでお見逃しなく。

仕事や恋に悩んでいる女性であれば何かしら共感できたりヒントになる言葉がありそうなので、ぜひ読んでいただきたい作品です。

ナビガトリア

  • 島根の田舎ならではの良い所も悪い所、抱えている問題などその世界観をホームドラマなような軽いノリで実感できるような作品です。
  • 田舎が舞台ということもあって、作品自体が素朴な雰囲気ですが、キャラ設定がしっかりしているのと伏線らしいものが出ても回収せずに終わってしまう意外性が楽しめます。それでいて、いい人しか出てこなのでゆったりと安心して読めます。
  • ラブストーリーが主軸になっていますが比較的あっさりとしか描写されておらず、ホームドラマ色が強めなのでほんわかした家族を描いた漫画が好きな人にオススメです。
  • 主人公の恋の行方も気になりますが、田舎にどう溶け込んでいくのかも気になるポイントになっています。
  • 原作は非日常の恋愛をテンポよく濃厚に描くアサダニッキ先生で、今回のそのテイストが存分に発揮されています。

ナビガトリアを読んだ感想

\\ほっこりしたい時に//

「ナビガトリア」は、東京での生活に少し疲れた主人公のこよりさんがネット知り合った女性を頼りに島根に遊びに行きますが、そこに待っていたのは女性になりすましていた中学生の男の子とその家族である野々村家の兄弟だったことから物語が始まります。

成り行きから野々村家にあがりこんだこよりさんでしたが、酔った勢いで発した一言で思わぬ方向へと導かれることになります。

主人公が、都会暮らしだったわりに田舎生活もすんなり受け入れる素直でいい女性なので、共感したり、応援したくなるのが、この作品の魅力になっています。

物語の鍵となる酒癖の悪さもかわいく描かれています。

更に、野々村家の人々もにぎやかしにくる近所の老人たちのリズムもこよりさんと合ってるようで、作品がゆったりといい流れで進んでいきます。

日常にありそうな無理のないストーリーが展開されることもあり、ドキドキ、ハラハラといった心拍数が上がるような場面はあまりありませんが、こういう出会いや恋愛もいいかもと思わせる、とにかく「ほんわか」という表現がぴったりな作品です。

もっとも、ただほんわかとするだけでなく、 過疎化問題、高齢者対策など社会的な問題が混ぜ込んであります。

ですが、説教っぽくなく、こういう問題があることを知ってほしいレベルでとどめていて作品の邪魔になっていません。

日々の生活に疲れて少しほっこりしたい人にオススメですがそうでない人にも、ぜひ読んでいただきたい作品です。