TV番組・ドラマ化

アラフォーアラサー女性へ!しっとりみオトナの漫画たち

アラフォーアラサー女性へ!しっとりみオトナの漫画たち

人生経験を積んだ大人の女性だからこそ直面する、してはいけない恋、愛してはいけない人へ愛してしまった、恋の仕方を忘れてしまった・・・。

様々な問題やそれに対するあがきを、しっとりと落ち着いた雰囲気で語ってくれる漫画たちをご紹介します。

恋愛アナグラム

  • 夜の街で働く主人公の現在と過去を織り交ぜながら成長する姿を描いています。どういう過去を持ち、その影響でどういう恋愛をしていくのか、これらの紐解きが見どころになっています。
  • 主人公と同じ境遇の人は少ないと思われますが、恋愛観など20代以上の女性であれば共感できる部分もありそうです。ですから、大人の切ないラブストーリーが好きな人にオススメです。
  • ほんわかした絵柄にゴチャついたコマがなく、全体的にすっきりした線で描かれているので、かなり読みやすいです。
  • 原作はテレビドラマ化された「きみが心に棲みついた」の天堂きりん先生で、「恋愛アナグラム」も闇を抱えている男女の恋愛を描いている点ではよく似た作品になっています。

恋愛アナグラムを読んだ感想

\\成長する大人を見たい時に//

「恋愛アナグラム」は、離婚した母親に捨てられたトラウマを乗り越えられず他人と距離を置きたがる主人公の小月(さつき)のさまざまな恋愛を通してトラウマから解放されるまでを描いた作品です。

普通のラブストーリーであれば、主人公が相手をコロコロ替えて付き合うと共感しにくくなりますが、タイプが違う男性との恋愛を通して小月が成長していくというストーリーということもあってか読後感は悪くありません。

むしろ、全体を通すと共感できる女性は多そうです。

これは、小学生の頃の原体験が序盤と中盤に描かれており、小月がどういう人物なのか理解しやすくなっていることで自然と感情移入も共感もできるという構成の良さなのかもしれません。

もっとも、男性陣も個性的で、それぞれの何かしらの事情を抱えているという設定も良かったのかもしれません。

主人公の絵柄がかわいらしいのと1巻という短い話なのでポイントだけを抜き出していることもあり主人公が比較的サバサバと描かれているので、作品全体は重く感じません。

それでいて、要所要所に見ているだけで切なくなるシーンもあるので、ちょうどよい読み応えになっています。

何度か読むか、序盤のシーンが全ての鍵になるので、そのシーンを頭の隅に置きながら読むとより楽しめそうな作品です。ぜひ読んでみてください。

エマ

  • 貴族とメイドの身分違いの恋愛というありきたりなテーマをゆっくり俯瞰的に描かれており、あまり読んだことないタイプの作品になっています。
  • 恋愛モノにも関わらず、登場人物の心情が描かれるシーンはほとんどなく、1コマ1コマが劇画調に描き込まれているため挿絵入りの小説を読んでいるような感覚になってきます。
  • 主人公が口数少なく、心理描写がないだけに表情や発する言葉が常に重要ポイントになっています。
  • 原作は、同人誌で腕を磨いてこの作品がデビュー作となった森薫先生です。
  • 序盤からロンドンの華やかな時代を見事に描いていましたが、終盤になるつれて更に腕に磨きがかかり絵画のようになっていく絵に注目です。
  • 特に女性陣の服装やアクセサリーの細やかな描写は他の漫画ではあまり見ないレベルです。そして、最終話ではそれらが集約されており半端ない描き込み量での圧巻の出来栄えになっています。

エマを読んだ感想

\\身分差の恋にトキメキたい時に//

「エマ」は、メイドの主人公エマと貿易商の長男であるウィリアムの身分違いの恋愛を描いた作品です。幼くして浮浪生活だった主人公エマ。

そんなエマをケリー婦人はメイドとして雇い入れ、それなりの暮らしをしていました。

そんなある日、ウィリアムが幼い頃の家庭教師だったケリー婦人宅を訪れ、そこで出会ったエマに一目惚れしてしまうところから物語が動き出します。

どこにでもありそうな恋愛漫画ですが、エマもウィリアムも序盤からキャラが出来上がっているところがあり、恋愛漫画特有のふたりが成長していくプロセスを楽しむような作品ではありません。

それに無口な主人公に感情移入しにくいところがあるため、自分の親友など大切な人の恋愛を見守るような視点で読むと楽しめる異色の恋愛漫画のようです。

例えば、第三者が見ると自己中心的なところが垣間見えるウィリアムよりも友人で恋敵でもあったハキムのほうがスマートでカッコイイ、でもエマにはウィリアムしか見えていないのでウィリアムを選んでしまうという流れは現実でもある話なので親友視点で読むとリアルな感じがします。

恋愛メインなので、ついつい登場人物の表情に目が行きますが、家具やアクセサリー、服の模様などの描き込み量が凄いので当時の雰囲気も味わえる作品です。ぜひ、ご一読いただければと思います。

たそがれたかこ

  • 45歳のバツイチ女性が、代わり映えしない日々に寂しさを感じていたところ、偶然出会った飲み屋の男性や好きなアーティストを通じて徐々に変わっていく姿を描いた作品で、内面も外見も変化していく姿が見どころになっています。
  • 実際にありそうな会話や心理描写が特徴になっていて、他人からすれば何でもない日常をドラマチックに描いています。
  • それだけに、40代以上であれば非常に共感できるものの30代以下には共感しにくいこともあり、各年代によって感想が変わってきそうな作品です。
  • 絵はやや暗めですが喜怒哀楽が伝わりやすい表情に注目で、特に怒っているときの眼が印象的です。
  • 原作はドラマ化された「のんちゃんのり弁」の入江喜和先生で、ご実家が居酒屋ということもあり頻繁に出てくる小料理屋でのシーンは細かいところまで描かれていて雰囲気が凄く伝わるシーンになっています。

たそがれたかこを読んだ感想

\\トキメキを思い出したい時に//

「たそがれたかこ」は、アパートの大家をしている母と暮らしている人付き合いが苦手な45歳のバツイチ女性たかこが、社員食堂のパートで代わり映えしない日々を過ごしていたある日、夜中にこっそり外で飲んでいたところに偶然出会った小料理屋を営む男性やラジオを通じて好きになったアーティストの曲を聴いたりライブに行くことで変わっていく姿を描いています。

序盤こそ少し重めの展開になっていますが、中盤以降は主人公の性格が前向きになっていることもあってあまり重さは感じなくなっています。

10代の男の子を好きになったり、拒食症を患い不登校なった元旦那と暮らしている娘とのやり取りなど独特なエピソードはありますが、基本的にはごく普通の45歳の日常といった感じのストーリーが流れていきます。

そのため、若い人は共感しにくく、同世代以上にはリアルすぎて胸がザワザワしたり、読むの少し辛いイタさを感じるかもしれません。

また、この中盤までの流れから一変して衝撃の終盤になっているので、ラストを巡り評価が分かれそうです。

もっとも、このラストでなく平凡に終わってしまうと印象に残らない作品になっていたかもしれないので、これでいいのかもしれません。

なお、問題のシーンでの表情が夢にでてきそうなくらい秀逸なのでお見逃しなく。

少し暗めの絵柄で独特な世界観を作っていることもあり、序盤でハマるかハマらないか決まりそうですが、ぜひ最後まで読んでいただきたい作品です。

ふれなばおちん

  • 優しい夫もかわいい子供達もいて幸せだけど、髪はボサボサ、化粧もしないおばちゃん化した主人公が、「妻を誘惑してくれないか」と夫がイケメン部下に冗談っぽく発した一言で運命が変わってしまう様子を描いた作品です。
  • 不倫をテーマにした作品なので、それぞれの心理描写とどういう過程でどういう結末になるのかが見どころになります。
  •  不倫をテーマにするとドロドロ感満載なイメージがありますが、主人公の絵柄がおっとりとした感じなのと感情任せで突っ走ることなく理性と感情の狭間で揺れる様子を描いているのでそれほどのドロドロ感はなく純愛っぽくも見えます。なので、比較的不倫に対する嫌悪感なく読めます。
  •  原作は、ドラマ化もされた「斉藤さん」でお馴染みの小田ゆうあ先生で、「ふればなおちん」もドラマ化されました。

ふればなおちんを読んだ感想

\\マンネリな毎日に刺激が欲しい時に//

「ふればなおちん」は、漢字で書くと「触れなば落ちん」となり「さわったらすぐにでも落ちそうな状態」を表現しています。

これを揺れる女心にあてはめて「誘われるとすぐ落ちる女性」という意味合いで使われるそうです。

タイトルほどすぐには落ちませんでしたが、主人公の夏は夫の部下である隣に引っ越してきた佐伯の甘い言葉にほだされて、佐伯に恋心を抱くようになります。

その佐伯ですが、そもそも夏の夫に冗談めかして「妻を誘惑してくれないか」ともちかけられたことから、軽く夏の気を引こうとします。

ところが、全くその気のない夏に本気で誘惑することになり、事態は思わぬ方向に動いていきます。

夫に愛想を尽かし子供を見捨てて男に走る不倫ではなく、夫も子供も大好きなまま発展する不倫なので不倫としての嫌悪感があまりなく、主人公の出す結論を温かく見守るように読み進められます。

ただ、あれだけ相手のことを考えたり、色々我慢もしてきて、さぁこれからと前向きなラストになるかと思いきや解釈に戸惑うラストになっているので、読後はかなりモヤッとするかもしれません。

ですが、全体を通すと共感できる部分が多いと思いますので、男女問わず結婚されて少し油断されている方に、ぜひ読んでいただきたい作品です。

君の天井は僕の床

  • 「君の天井は僕の床」は、マルサンビルという雑居ビルに集まる、個性豊かな人の交わりを描いているオムニバス漫画です。
  • マルサンビルには様々な会社が入っており、そこで仕事をしている人たちが各ストーリーの主人公となり展開しく、面白い設定の漫画です。
  • 「君の天井は僕の床」の始まりは、デザイン事務所を営む鳥田 まりこ「通称・トリさん」と潮田 茅子「通称・ウシちゃん」がマルサンビルに事務所を構えて2年目が経ったとある日常からスタートします。
  • 2人の事務所は、ビルの最上階の302号室。
    天井には天窓がつており、風通しも良い開放的な事務所を2人は気に入っています。
  • さらに、天窓と屋上には上下できるハシゴがあり、隣のビルからマルサンビルに飛び移って猫の「フミヤ」が遊びに来ます。
    フミヤの飼い主はマルサンビルオーナーの本間。
    彼がフミヤを302号室に迎えに来ることで、トリさん、ウシちゃんと屋上での交流が始まります。
  • 本間は、前々からトリさんい好意を持っています。
    トリちゃんの高所恐怖症を克服させようと「屋上に来れば木陰でビールが飲めたり、素敵なことが待っている」と彼女を励まします。
  • ある日、調子の悪いパソコンの修理を業者に頼むと、トリさんの元にやって来たのは元カレでした。
    元彼と嫌な思い出があるトリさんの気持ちは落ち込んでしまいます。
  • そんな時にフッと本間の言葉を思い出し、屋上に上ってビールを飲もうと思いつきました。
    高所恐怖症のトリさんが恐る恐る屋上を覗いてみると、そこにはフミヤが居て、仰向けでお腹を見せながら誘惑してきました。
  • フミヤの可愛らしさに、思わず屋上に上がれたトリさん!
    そして、丁度フミヤを探しに来た本間と屋上で会うこととなります。
    屋上で会った二人は、グッと距離が縮まり良い感じになっていきます。
  • 他にも、1階の麺屋「ごまべえ」のオーナーが毎日連れてくる猫の「スジャータ」の登場や、ごまべえで働く「星川ななみ」と不動産の社長の息子である「神田大路」と恋の話も!
  • 「君の天井は僕の床」は、マルサンビルに関わる人からなる、ほっこりするストーリーが詰まっています。

君の天井は僕の床を読んだ感想

\\ほっこりしたい時に//

「君の天井は僕の床」は、何気ないビルの中での日常が描かれていて、どこかありそうでない日々に、とても魅力を感じるストーリーです。

そして、少しファンタジーなストーリーであるところも、オムニバスの短いストーリーでも楽しく読めるポイントです!

接点のなかったマルサンビルオーナー本間と、そこに入居しているデザイン事務所のトリさんの二人が、猫を通じて天窓からの屋上で距離を縮める・・。

なんだか、ロマンチックですよね♪

また、登場人物には個性がきちんとあります。
細かい設定がしっかりされているところも、この漫画の魅力です!

登場人物に細かい設定があることで、人物像がハッキリと頭に入り込んでくる所も「君の天井は僕の床」を読んでいて楽しめる秘密だと思います。

現実に、古い雑居ビルに色々な事務所やお店が入っているところが最近増えています。

実際に行くもしかして、ここもマルサンビルのような出来事が起こっているのかもしれないと思うと、楽しい気持ちにもなります。

マルサンビルに関係する人同士の人間ドラマに、ワクワクしてしまうのは私だけではないと思います!!

姉の結婚

  • 恋も結婚も諦めた未婚のアラフォー女子の前に、中学生時代の同級生が現れてから突然訪れたモテ期。そんな彼女が戸惑いや葛藤を抱えながら何を選択するのかが見どころになっています。
  • 気持ちの浮き沈みの描写が絶妙なので、感情移入しやすそうです。
  • ストーリーのシビアさとは対照的に街並みなどの背景が柔らかく描かているので、人物に目が行きがちですが背景にも注目です。また、ストーカー行為に不倫という描き方によっては嫌悪感のほうが強く出そうなところをコミカルな表現を挟むなど作品を重くならないよう工夫されています。
  • 原作は「娚の一生」の西炯子(にし けいこ)先生で、主人公に強引に迫る男性や少し現実離れした舞台設定にアラフォー女子の細かな心理描写、独特の人物画はこの「姉の結婚」でも健在です。

姉の結婚を読んだ感想

\\恋の仕方を忘れてしまったあなたに//

「姉の結婚」は、主人公のヨリが裏切り続きの恋愛や東京での生活に疲れてチ老後を夢見て地元に戻り、図書館司書として新たな生活を送っていたところ、超強引な同級生の真木誠と出会ったことから運命と物語が動き始めます。

物語のキーマンである真木誠ですが西炯子先生の描く男性らしく、イケメンかつそれなりの地位や名誉を持ち合わせつつ強引でクセの強いキャラになっています。

ですから、このキャラが受け入れられるかどうかで評価が別れそうです。

また、主人公のアラフォーならではの気持ちの揺れ動きであったり、少し過激な描写もあるので、大人向けの作品になっています。

見れば西炯子先生の作品だとわかる特徴的な絵柄ですが、この「姉の結婚」では風景は比較的カチッと描かれているのに人物はやや縦長にデフォルメされた感じの絵柄なので、最初に読むと背景を含むシーンそのものが印象に残らずに人物だけが印象に残るかもしれません。

ですが、風景も味わいがある絵になっているので、じっくり味わっていただきたいです。

もちろん、絵だけではなく、説得力のある台詞回しや揺れ動く気持ちのよくわかる情景描写も見逃せないところです。

序盤の入り込みにくさはありますが、物語が進むにつれてハマりますので、ぜひ読んでいただきたい作品です。

セフレの品格

  • ごく普通のバツ2主婦と、イケメン産婦人科医の長く苦しい愛憎劇。
  • タイトル「セフレの品格」からは想像できない程の深い内容と切ないラブストーリー。
  • 女の感情的な心理描写がすごく上手くて、共感できる場面が多々あります。
  • 恋愛感情とか抜きにしたドライな関係から、徐々に感情に抗えなくなって、でも“セフレ”という関係が、割り切った大人な関係をキープさせようとする感じが切ない。

セフレの品格を読んだ感想

\\オトナの駆け引きを楽しみたい時に//

セフレ、と言うと世間的には聞こえが良くないですよね。

しかし本人達にはそれぞれの考えや悩みがあり、周りから何を言われても貫き通す想いがあります。

軽い気持ちでセフレになる人達も確かにいますが、この「セフレの品格」の中では違います。

抄子は元夫、一樹は元妻と実父、それぞれ近しい関係のもつれで傷付き疲れ果て、そんな頃に出会って、セフレとして触れ合っていくうちにお互いに満たされて癒されていきます

セフレと聞くとやはり私も若いころはあまりいいイメージがなく、嫌悪すら抱いていましたが、大人になってくるとそういう関係もアリなのではないかと思うようになってきました。

体の関係だけではなく、その存在が小さな支えになる事だってあるんだと思います。

「セフレの品格」ではリアルではありえないぐらいのトラブルが起こります。

抄子の気持ちや行動にももどかしく、イライラする事も結構あります(笑)

一樹の周りの女性達の行動は正直恐ろしく、嫉妬や執念ってすごいなと、しみじみ思いました。

それでも、何があっても2人は惹かれ合い、お互いを必要としていきます。

漫画にはそれぞれテーマがあり、この「セフレの品格」はタイトル通り「セフレ」であることがキーです。

あれ、これどうやって解決するのかな?と読んでて思うのですが見事にセフレをからめて解決します。

しかし、全てのお話を読んだ後、最終的に思った感想は、「お互いもっと話をすればいいのに・・・」でした(笑)

「セフレの品格」はベットシーンも多く、全ての人にオススメ出来るわけではないですが、とても考えさせられる作品なので、読んでみては如何でしょうか。

あなたのことはそれほど

  • W不倫の描写が怖いくらいにリアル
  • とにかく絵が綺麗で、「不倫をしている」という心理描写がすごい
  • 美都だけの目線で書かれてるわけじゃなく、不倫に関わる人達の目線から描かれているので現実的
  • 2番目に好きな人と結婚したら…と考えさせられます
  • 夫(渡辺涼太)が美都のことを許しすぎて、愛しすぎていて怖い
  • 美都は妊娠してしまう
  • TBSでドラマ放送されたので見比べてみるのも面白い!

あなたのことはそれほどを読んだ感想

\\不倫というテーマを考えたい時に//

W不倫」というテーマにも関わらず、シリアスすぎず、かと言えばチープ過ぎず、サクサクあっという間に読んでしまいました。

作者いくえみ綾先生の絵がとっても綺麗なので、リアルな描写にゾクッとしてしまう場面もあったり…。

「あなたのことはそれほど」というタイトルですが、本当にこの一言が全てを表しているような気がします。

結婚とは好きな人とするのがもちろん理想ですが、「条件がいい」と惰性で結婚してしまう人も少なくないかも知れません。

新婚生活はうまく行ってても、何らかのネジが外れた時、主人公の美都や有島のように道を踏み外してしまうことも…。

不倫は誰も救われないし、もちろんいけないことだけど、「好きという気持ち」は止められない。でも、人は流動的な生き物なので、「ずっと」があるわけじゃないので。

だからこその、「あなたのことはそれほど」なのかも知れませんね。

うせもの宿

  • 3巻完結の「うせもの宿」は、和風のファンタジー漫画です。
  • うせもの宿に来るのは、なくした何か・・を探している人ばかり。
    物語は、宿のお客さんからなる短編ストーリーから成っています。
  • 主な登場人物は、宿までお客さんを連れていく案内人マツウラ、おかっぱ頭の少女である女将、そして番頭。
    登場人物はそれぞれに事情があり宿で働いているのです。
  • それぞれの探しモノを見つけにくる宿。
    従業員にも、探しのモノをしてる人達なのです。
    ただ、記憶をなくして探しモノが何なのかが分からなくなった人など、事情はさまざま。
  • ストーリーが進むにつれて、お客さんだけでなく宿で働く従業員についても、どんな人物であるのか、どんな事情があるのかが分かってきます。
  • ストーリーの始まりは、模索しながら読み進んでいくようなところがありますが、そこが楽しい所です!
    読み進むにつれて、それぞれの事情が読み取れてくるところが面白さのポイントです。

うせもの宿を読んだ感想

\\しっとりした漫画を読みたい時に//

「うせもの宿」は、様々なお客さんが探しモノを見つけに来る宿です。

面白い設定で、それぞれのお客さんからなる短編ストーリーから成っている漫画ですが、お客さんの探しモノは「物」とは限らず、記憶であったりもします。

単純な探し物ではないものばかりで、幅広い様々な探しモノに、考えさせられる所もあります。

また、読み進めて行くうちに、気になって仕方なかった宿の従業員についても謎が解けていきます。

どういった事情で宿で働いているのか?

どういう過去を持っているのか?

「うせもの宿」は、読み進めて行くうちに分かってくる事柄があるのが、面白いところです。

宿の門が、あの世とこの世の境にもなっています。

そういった危うさの様な部分も、魅力の一部となっています。

ハッピーなだけの漫画ではないですがしっとりと考え深い漫画なので、落ち着いた気分で読み進めるのがオススメです。

読み進めて、うせもの宿で働く従業員たちの関係性や事情、なくしたモノが何なのかを見つけ下さい!

1/2の林檎

  • 本来、男女の心は1つの林檎だった。
    だから、半分に分かれた本物の相手、ピッタリ合う運命の相手がどこかにいるはず!
    そんな半分に分かれた運命の相手を探すストーリーである「1/2の林檎」。
  • 半分に分かれた本物の相手を探すのは、主人公の「ひかる」。
    彼女は製薬会社の総務課に属して、本社の受付を担当していました。
  • ある日、京都事務所の営業部の人たちが研修で本社にやってきます。
    仕事も出来てカッコ良いと噂になっている京都自部署の新堂は、噂以上にカッコ良い人でした。
  • そんな新堂に会った途端、ひかるは新堂が高校の先輩であることに気が付きます!
    ひかるが高校1年の時に3年だったバレー部の憧れの先輩だったのです。
    思い出話がしたいことがきっかけで、新堂とひかるは飲みに出かけることとなります。
  • ひかると同じ本社の受付をしている奈津子は、色白で可愛く、気が利くタイプの女性です。
    ちょっとドジなひかるは度々助けてもらっている相手です。
  • 後に・・奈津子は、新堂と急接近したひかるに嫉妬心を燃やし、2人の間を引き裂くために様々な手を使ってひかるへの嫌がらせをしてきます。
  • ひかるの本物の相手は、一体誰なのでしょうか!?

1/2の林檎を読んだ感想

\\運命の恋にトキメキたい時に//

製薬会社に勤める主人公の「ひかる」。

製薬会社特有の仕事内容や、用語も出てきて、恋愛ストーリーだけでは収まらない漫画になっています!

ひかるは、運命の相手を探しています。
一体、自分にぴったり合う相手は誰なのだろうか・・と。

憧れていた高校の先輩である新堂は、高校時代と変わらずにカッコ良い人でした。

再開した当初は、ひかるを覚えていなかった新堂でしたが、高校時代に頑張っていた赤いクリップをしていた女の子がひかるだと気が付きます!

憧れていた2つ上の先輩が嬉しい形で覚えてくれていただなんて!!
2人の距離は一気に近づきます。

ひかるの運命の相手は新堂なのか!?

また、新堂と急接近したひかるに嫉妬心を燃やす人物も登場します。

嫉妬心を燃やす奈津子がすることは、読んでいて恐ろしくなります。

頭の回転が速く、気の回る奈津子は、さまざま手を使って新堂を自分の物にしようとしてきます。

いったい自分の運命の相手は誰だろうか・・?

本当の運命の相手に辿り着くまでに、さまざまな事が起こってきます。

穏やかに進む恋愛ストーリーではなく、情熱的な恋愛ストーリーである「1/2の林檎」。

ひかるの運命の相手や、次の展開が気になり、止まらなくなる漫画です!

この世界の片隅で

  • 舞台は昭和9年、日本が戦時中の時代の広島・呉。戦火に燃える前の美しい広島の風景を見ることができます。
  • 主人公の「すず」の生涯を描いた作品で、辛い時代が舞台ですがすずの明るさで辛さはあまりありません。
  • 幼少期に出会った少年がすずを見初め、成長し広島市江波まではるばるすずを嫁取りに尋ねます。
  • まだ恋も知らないすずが、一度出会っただけの男性の元に嫁ぐという時代背景を感じられるストーリー。
  • 結婚してから「恋愛する」という、夫婦なのに甘酸っぱさも感じることができます。
  • まだ結婚後すずの幼馴染の男の子尋ねてきたり、夫となった周作の過去の女性の影を感じるなど目が離せないシーンも!
  • 名作のため過去に映像化もされており、読んだ後も心に残る作品です。

この世界の片隅でのを読んだ感想

\\ゆったりとした夫婦愛なら//

この世界の片隅で、はぜひ漫画で読んで見て欲しい作品です!

漫画で読んだ後は、アニメ映画でぜひ。

主人公すずの天真爛漫さがリアルに感じることができます。

この漫画の一番の注目は、結婚してから夫の周作に惹かれ恋をしていくすずの可愛さです。

周作とすずは幼少期に一度だけ会ったことがあり、周作はそのことを知りすずを嫁にしたのですがすずは気がついてません。

当初顔も知らなかった男性に嫁ぎ、少しずつ知っていくことで夫婦だけど、初恋のような恋をしていく・・・。

現代が舞台の漫画ではなかなかない設定で、さらにこのすずの可愛さが作品の良さを際立たせています。

戦時中の日本、というだけあり、幸せなことばかりではありません。

また時代ならではの、2人の過去の想い人の存在も物語に大きく関わってきます。

特に注目したいのが、少しずつ恋に目覚めたすずが、過去に気がつかなかった淡い恋心を自覚しその当時の想い人が現れたシーン。

その恋人が、明日をも知れない戦地へ向かうと聞いたすず。

その時すずのとった行動、そのすずを見守る周作はどうしたのか・・・。

かなり必見のシーンになっています。

のんびりゆったり、可愛らしいすずと深い物語がいつまでも心に残る漫画ですので、大人のあなたにぜひ読んで見てもらいたいです。