ピッコマ独占配信の人気コミック「バグでもズルでも関係ねぇ」。
「続きが気になる！」
「ザレドはどうなる！？」
こちらでは「バグでもズルでも関係ねぇ8話」の展開・あらすじをご紹介していきます！
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目次
「バグでもズルでも関係ねぇ」前回までのあらすじ
前回は、マヨルカ領地からやってきた侵入者がクリビア領地内に魔獣の死体をばら撒くという謎の行動を見せます。
目的不明の嫌がらせに首をひねるザレド達でしたが、なんと魔獣の死体を媒介して伝染するロネーラ病を流行らせるのが狙いだと判明。
ロネーラ病にかかってしまった重病の女性メリーを救うため、ザレドは新薬の調合に挑むのでした。
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「バグでもズルでも関係ねぇ」8話のあらすじネタバレ
では早速、「バグでもズルでも関係ねぇ！」の8話のあらすじと感想を紹介します。
ロネーラ病を治す裏技
アシュール、ローラナ、ネカル。
ザレドはヘイズ達に持って来てもらった薬草3種を配合し、フラスコで蒸留していました。
市場で買える安価な薬草の組み合わせでロネーラ病の治療薬を作れることに驚くヘイズ。
ザレドがこの調合法を知っていたのは、パラディーソのプレイヤーの一人が公式サイトに投稿したロネーラ病の薬の作り方情報を把握していたからに他なりません。
転生する前の新垣大翔の記憶も持っているザレドは、本来ならこの世界で10年後に登場するロネーラ病の治療薬を裏技的手法によって生成することが出来るのです。
病に伏しているメリーはザレドに向かって、どうして自分のためにそこまで尽力してくれるのかと尋ねます。
「病気になったことのある人間は他人の痛みに共感できるのさ」と答えるザレドは、メリーの手を握りながら自分が新垣大翔だった頃の記憶を思い返していました。
子供の頃から貧しい家庭で育った新垣大翔。
病弱な母親を入院させる金銭的余裕もなく、病死する母親を黙って看取ることしか出来ませんでした。
ミアには自分と同じ辛い思いをさせたくない。
自分の無力さに打ちのめされた経験のある大翔は、ミアにかつての自分の姿を重ねていたのでした。
ラキスのスキル
ザレド達がロネーラ病の治療薬を生成していた頃、ミアの家の屋根上ではラキスと侵入者が激しい戦闘を繰り広げていました。
ラキスの圧倒的な力の前に苦戦を強いられる侵入者。
起死回生の回し蹴りを顔面に叩き込むも、ラキスはビクともしません。
「たかがこの程度の実力でクリビアに足を踏み入れたのか！？」
ラキスの渾身の一撃を受けた侵入者は、そのまま大きく吹き飛ばされます。
1対1の戦闘を得意としている侵入者を相手にラキスが圧倒的な力を発揮していたのは、彼に備わっているスキルが理由でした。
「秩序」と「正義感」のステータスに特化しているラキスは、相手が悪者だと判断した時に身体能力が極限まで高まります。
訓練された暗殺者といえども、パワーアップ状態のラキスに勝つことは不可能です。
侵入者を追い詰めたラキスは、相手に降参を迫りました。
侵入者は武器を下ろすとラキスに背を向け、「今日はこれで退散するぜ」と言って煙幕を張り始めます。
視界を塞がれ、その場に立ち尽くすラキス。
侵入者は「今度会った時に決着をつけてやる」と言い残し、そのまま姿を消してしまいました。
メリーの手料理
それから2日後、ミアは自宅で魔導士のローブをまとった男から魔法の使い方の講義を受けていました。
魔法の源となるエネルギー・マナを集める方法には、簡単な「連想法」と高度な「凝縮方法」があると解説する魔導士。
ミアはそれを聞いて、どちらか一つだけ練習すればいいのではと尋ねます。
邪悪な魔法使いによって周囲のマナを燃やされると、連想法しか使えない魔法使いは無力になってしまう。
だから難しくても凝縮方法も練習しないといけないのだ、と男は言いました。
「分かりました！ところで……その変な服はなんですか？」
ミアに服装を突っ込まれた男がローブを脱ぐと、その下からザレドの顔が現れます。
「変だったか？魔法の先生っぽい雰囲気を出そうと思ったんだが……」
お世辞の言えないミアに苦笑いを浮かべるザレド。
その時、部屋のドアがノックされ、「食事の時間です」という声が聞こえてきました。
部屋から勢いよく飛び出していくミア。
声の方に視線を向けると、そこにはすっかり体調が良くなったシェフ姿のメリーが立っていました。
ザレドのダイエットのために大豆の肉をメインにした献立を用意したというメリー。
ザレドは苦笑いを浮かべながら、メリーと共に食卓に向かいました。
無人になった部屋に、ゆっくりと姿を現す悪霊・イザベラ。
「ザレド……やっぱりお前は特別だ……」
ザレドをつけ狙うイザベラがニヤリと笑った所で第8話は終了しました。
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8話を読んだ感想まとめ
今回は、パラディーソを極めている主人公の記憶が大活躍の回でしたね。
インターネットが普及して以来、ゲームのユーザーが攻略情報をネット上に公開するのが当たり前になりました。
ロネーラ病の治療薬の作り方をリークしたユーザーは、まさか自分の行動によって本当に人の命が救われるとは夢にも思わなかったでしょう。
いずれにしても、グッジョブです。
映画バック・トゥ・ザ・フューチャーでは、未来の年鑑を使ったスポーツ賭博で敵キャラ・ビフが大金持ちになる展開がありますが、未来の知識を持っている者はやはり強いですね。
私利私欲ではなく、人命救助のためにその力を使うザレドは尊敬に値します。
最初は民衆からの支持を高めるためにやっているのかと思っていましたが、母親を病気で失った前世の記憶に起因していたとは予想外でした。
ミアに自分と同じ思いをさせたくないという言葉にはグッときますね。
考えてみれば、現実の世界でも例のウイルスのせいでたくさんの人が命を落としています。
もし未来人がいるなら、世界を混乱させている例のウイルスの治療法を教えてもらいたいものです。
クリビア領地にロネーラ病をばら撒いた犯人は、ラキスに追い詰められて敵前逃亡。
「また来る」とターミネーターみたいなことを言い残して消えましたが、今度は何をやらかすつもりでしょう？
ロネーラ病の治療方法が確立した以上、同じ手は通用しないと見て、別の病原菌をばら撒いてくるのでしょうか？
コソコソしてないで正々堂々と勝負しろと言いたいですね！
そして気になるのは、ラストで再登場した悪霊・イザベラの動向。
ザレドをしつこくつけ狙ってくる彼女の存在も、マヨルカ領主のホルグース達と同じくらいクリビア領地にとって脅威となりそうな気がします。
次はどんな試練が待ち受けているのか、第9話を読むのが楽しみです。
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