ピッコマ独占配信の人気コミック「バグでもズルでも関係ねぇ」。
「続きが気になる！」
「ザレドはどうなる！？」
こちらでは「バグでもズルでも関係ねぇ23話」の展開・あらすじをご紹介していきます！
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目次
「バグでもズルでも関係ねぇ」前回までのあらすじ
前回は、かつてザレドによって追放されたオールスンらベテラン兵士たちが再びクリビア領地のために結集し、ロネーラ軍を相手に大逆転勝利をおさめました。
一方のザレドはホルグース相手に完勝し、マヨルカを奪い取って誰も苦しまない平和な領地にしてやると誓います。
俺を始末すれば帝国の騎士団長である叔父が黙っていない、と小物臭い悪あがきを見せるホルグース。
ザレドはそんなホルグースを見て、この世界の攻略情報を記したパラディーソノートを取り出すのでした。
はたしてザレドの真意は？
「バグでもズルでも関係ねぇ」23話のあらすじネタバレ
では早速、「バグでもズルでも関係ねぇ！」の23話のあらすじと感想を紹介します。
外道の末路
ザレドに数え切れないほどのマジックミサイルを体中にたたき込まれ、ホルグースは膝をついて虫の息です。
俺を始末すれば帝国の騎士団長である叔父が復讐にやって来るぞ。
ホルグースはナース大陸きっての大物の存在をちらつかせ、ザレドを脅します。
ザレドはパラディーソノートを取り出すと、ノートのページをめくってホルグースの家系図を確認しました。
「お前が言ってるブロックス伯爵は来ないぞ」
「お前……どうして叔父の名前を……！」
部外者であるザレドが自分の叔父の名前を知っていることに驚くホルグース。
「お前マジでイティーマ帝国の騎士団長ほどの人物がただ甥っ子を助けるためだけに来ると思ってるのか？」
イティーマ帝国とクリビア領地の間には5,000kmを超える距離と4つの王国、さらには数え切れないほどたくさんの領地があり、到着するだけでも至難の業。
しかも名誉を貴ぶブロックス伯爵にとって、悪名高い親戚の存在は助けるに値しない存在だとザレドは言いました。
「そもそもお前が死んで悲しむ者が一人でもいるのか？むしろやっと死んでくれてせいせいするんじゃないか？」
ザレドは満面の笑みを浮かべながら、ホルグースの生き方はクズそのものだと嘲ります。
「他に何か言い残したことはあるか？最後にそれくらいは聞いてやる」
ブチギレたホルグースは足に刺さっているナイフを引き抜くと、「クソ食らえ この野郎！」と叫びながらザレドに飛びかかりました。
その瞬間、ザレドの放った氷結魔法によってホルグースの全身が凍らされます。
「最後の言葉しっかり聞いてやったぞ」
氷漬けになったホルグースの体に指を触れると、粉々になったホルグースの破片がザレドの周囲に飛び散ります。
「悪党らしい終わり方だったな あの世に行って反省しろ」
目の前で圧倒的な実力差を見せつけられたマヨルカ軍の兵士たちは、ザレドに睨まれると即座に降伏を宣言しました。
マヨルカ陥落
ホルグースら幹部を倒したザレドは、そのままマヨルカ領地の中心部に乗り込みました。
領主を失ったマヨルカ領地が組織として機能するはずもなく、マヨルカ軍はあっという間にクリビア軍の手によって制圧。
ザレドはマヨルカ領地を我が物としました。
ホルグースによって支配されていた犯罪被害者らは解放され、これからはクリビア領地で穏やかな生活を送れるようになります。
汚い方法で稼いでいたとはいえ、マヨルカの財力は今後のクリビア発展に欠かせない存在。
マヨルカ領地を吸収したことで、弱小領地だったクリビアは一気に中小領地にまで規模を拡大します。
今なら、城壁を持たないロネーラ領地に攻め入るのはたやすい。
ザレドは勢いに乗じ、このまま近日中にロネーラ領地まで進撃して奪取することを宣言しました。
不本意な休戦協定
しかし、ザレドの計画はとある人物の介入によって崩れ去ってしまいます。
それから数日後、ザレドとバトマンはロネーラ領地の接見室で会談を行っていました。
両者の話し合いを仲介していたのは、ミセリア領地のカプリ伯爵。
今回の戦争の元凶であるホルグースが倒されマヨルカ領地がクリビアのものとなった今、これで問題はすべて解決したはず、とカプリ伯爵はザレドに言います。
「俺はそうは思わない この戦争の元凶は一人ではないと思うが」と言いながらバトマン領主を睨むザレド。
するとカプリ伯爵は「平和を愛する俺としてはこれ以上領地の周辺で戦争が起こるのを見ていられない」と言い、バトマン領主に賠償金を支払わせて休戦協定を結ばせようとします。
命を奪われるよりはマシだと言わんばかりに、バトマン領主はその提案を聞いて首を大きく縦に振り続けました。
心眼でカプリ伯爵を観察していたザレドは、彼の言葉が真っ赤な嘘であることを知っていました。
今までずっとロネーラ領地を攻撃するチャンスをうかがっていたくせに、平和主義とは白々しい。
これ以上クリビア領地の勢力を拡大させないための詭弁であることは明白でした。
「勝手なことを言うな！」と怒鳴り、魔法攻撃でカプリ伯爵を攻撃しようとするザレド。
しかし、ザレドは屈辱に耐えながらその怒りを必死に抑え込みます。
個人の能力がB級タンカーであるカプリ伯爵に自分の魔法が通用しないことは、誰よりもザレド自身が分かっていたからです。
領地も軍事力も今のクリビアの2倍はあるミセリア領地が相手では、奇策を使って戦争を仕掛けたところで勝ち目が無いのは明らか。
ザレドはカプリ伯爵の提案に無条件で従うしかありませんでした。
「いずれにせよ後々大陸の中部に進出するためにはミセリア領地を通らないといけないんだ お前の首は必ず俺がもらう」
ザレドが静かに闘志を燃やす所で第23話は終了しました。
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23話を読んだ感想まとめ
ザレドがパラディーソノートを取り出した時は、まさか自分が現実世界から転生してきた人間であることをバラすつもりかと思いましたが、ホルグースを論破するのが目的だったようですね。
裏技だけでなく、各キャラクターの相関図まで網羅しているとは恐れ入りました。
しかし、名家の一族に生まれたホルグースがどうしてここまで落ちぶれた人間になってしまったのか気になります。
以前のザレドが幼くして父親を失ったことで荒れていたように、ホルグースも権力に溺れて人としての道を踏み外してしまったのでしょうか？
クリビア領地に編入されたマヨルカの民が、これからは平和に暮らせることを願わずにいられません。
そして今回は、新キャラクター・ミセリア領地のカプリ伯爵が登場しました。
垂直に逆立った独特のヘアースタイルで剣を持った風貌を見ていると、ジョジョの奇妙な冒険のポルナレフを彷彿とさせます。
これまで多くの敵を楽勝で倒してきたザレドですら「勝てない」と言わしめるほどの相手。
ミセリア領地は、クリビアの当面のライバルになりそうですね。
カプリ伯爵を倒すためには、ザレド自身がもっと成長する必要がありそうです。
ともあれ、クリビアの目下の敵だったマヨルカ・ロネーラを撃破し、しばらくはクリビア領地にも平穏な時間が流れるのではないでしょうか。
長い間クリビアを離れていたオールスン達にも、生まれ変わったクリビアでの生活を謳歌してもらいたいですね。
戦争編が終わってこれからどんな展開が待っているのか、第24話も非常に楽しみです。
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