ピッコマ独占配信の人気コミック「バグでもズルでも関係ねぇ」。
「続きが気になる！」
「ザレドはどうなる！？」
こちらでは「バグでもズルでも関係ねぇ10話」の展開・あらすじをご紹介していきます！
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目次
「バグでもズルでも関係ねぇ」前回までのあらすじ
前回は、パラディーソのバグを利用したチート修行法により、ザレドが魔力アップ&ダイエットに成功しました。
ロネーラ領地に向かう途中、クリビア領地にロネーラ病をばら撒いた覆面男の依頼を受け、略奪を生業としている謎の賊がザレド達を急襲！
戦闘の末に、圧倒的魔力を誇るザレドが頭（かしら）を完膚なきまでに叩きのめして返り討ちにしました。
「バグでもズルでも関係ねぇ」10話のあらすじネタバレ
では早速、「バグでもズルでも関係ねぇ！」の10話のあらすじと感想を紹介します。
天才商人アルケネス登場
クリビア領地からロネーラ領地に向かう山間部。
トーグ（略奪）集団のアジトの小屋に、一人の少年が監禁されていました。
少年はボディーガードを雇う金をケチって移動していたところ、トーグに捕まって全財産を盗まれてしまったのです。
鉄格子から外を眺めていると、賊の頭たちの話し声が聞こえてきました。
どうやら覆面の男は、これからこの道を通るであろう薬売りの金持ち商人を始末するように頭に依頼しているようです。
少年が知っている限り、頭は今週だけでもう11人もの人々をあやめています。
絶望的な状況の中、少年はあの化け物を倒してくれる勇者が現れることを祈り続けていました。
そして……。
「頭がやられた！」
けたたましい叫び声と共に繰り広げられる大乱戦。
鉄格子から外を眺める少年の目に、一人の男が魔法を駆使してトーグの一味を次々とやっつけていく光景が映りました。
「あの人こそ真の男だ！私を救ってくれる勇者様！」
少年の瞳に希望の光が戻りました。
ザレドがトーグの一味を殲滅した後、アジトの小屋から救出された少年はザレドの乗っている馬車の中にいました。
「助けてくださって本当にありがとうございました！」
満面の笑顔を浮かべた少年は小動物のようにザレドに抱きつき、さすがのザレドとヘイズもドン引きしています。
少年の名はアルケネス。
クリビアの魔帝石の取引に向かう途中でトーグに捕まってしまったツイていない商人だとザレドに自己紹介しました。
しかし、パラディーソの情報を知り尽くしているザレドは、アルケネスを見て内心驚いていました。
実はアルケネスは、後に莫大な財産で王国をも購入することになる東部地域最高の天才商人なのです。
これだけの逸材を逃す手はないと判断したザレドは、利益の15％を取り分として与える代わりにロネーラ領地で商売を代行してもらえないかと提案しました。
少し考えたアルケネスは、15％の取り分は不要なので二つのお願いを聞いてほしいと答えます。
一つ目のお願いは、自分のことを「アキ」と呼んでほしいということ。
そして二つ目のお願いは後で伝えると言いました。
女性のようなニックネームを提示されてザレドは困惑しましたが、とりあえず「わかった」とだけ返事しました。
ロネーラ病の治療薬を販売するザレド達
ロネーラ領地に到着したザレド達。
近くのダンジョンで高級な品物を入手できるため、街は想像以上に多くの人で賑わっていました。
ザレド達は人通りの多い場所に陣取り、商売の準備を始めます。
ザレドが作り上げたロネーラ病の治療薬は、安価に大量生産可能なアイテム。
ロネーラ病にかかった領地民はすべて薬で治ったため、次は感染源であるロネーラ領地で治療薬を販売するビジネスを始めることにしたのです。
薬草作りのスキル熟練度が低いせいで、まだ一度に少量の薬しか作れないザレド。
治療薬を客に売る際にあることをやってほしいとアルケネスに伝えました。
それからしばらくして、トールンという一人目の客がやってきます。
トールンはロネーラ病にかかっていて、ひどく咳き込んでいました。
不治の病として悪名高いロネーラ病の薬がわずか1ゴールドで売られていることに驚くトールン。
詐欺じゃないかと疑う彼に対し、アルケネスは満面の笑顔で「おじさんはいい人だから特別です」ともみ手で接客します。
このままではどうせ死を待つだけだと嘆くトールンは、1ゴールドを支払ってダメもとで治療薬を購入しました。
するとアルケネスはザレドに指示された通り、契約書にサインするようにトールンに言います。
「この薬の所有権をトールンに渡す」と書かれた意味不明な契約書を見て、ますます怪しむトールン。
しぶしぶ契約書にサインした後、治療薬を飲んでその場から去って行きました。
ロネーラ領地に札束が舞う！
ザレドが再び治療薬を作成し始めると、自分の薬草作りのスキル熟練度があっという間に上がったことに気づきます。
計画通りに事が進んでニッコリ笑うザレド。
実は、客に契約書にサインさせるようにアルケネスに頼んだのは、パラディーソの「制作所有権バグ」を狙ったザレドの策略でした。
パラディーソのゲームの世界では、薬草作りのスキル熟練度アップは自分の所有している薬の作成時刻を基準に24時間の制限がかけられています。
通常、薬草作りを行って1日で上達できるスキルポイントの最大値を達成したら、24時間待たなければ次の熟練レベルになりません。
しかし、その薬の所有権を他のユーザーに譲渡すれば話は別。
熟練度データだけが自分の手元に残るため、24時間の時間制限が無効になる裏技を実現できるのです。
それから2時間後。
ザレドとヘイズが売り場でのんびりしていると、薬販売の下準備に出かけていたアルケネスが戻ってきました。
アルケネスの後ろには、満面の笑顔を浮かべたトールンと大勢のモンスターハンター達の姿が……！
ハンターたちは全速力で売り場に駆け込み、「ロネーラ病の薬を早く売ってくれ！」と口々に叫び始めました。
クリビア領地に来れば、イティーマ帝国で100ゴールドの価格で売られている治療薬を半額以下の39ゴールドで買えると宣伝するアルケネス。
商魂たくましいアルケネスは、クリビア領地の悪夢の森にはモンスターがたくさんいてハンターにおすすめです、とクリビア領地の魅力をアピールし続けます。
天才商人・アルケネスのおかげで、ロネーラ病の治療薬は飛ぶように売れていくのでした。
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10話を読んだ感想まとめ
トーグ一味を制圧して、頼もしい仲間がさらに加わりましたね！
前話のラストから時間が少しさかのぼり、冒頭ではザレドとの交戦前にどんなやり取りが行われていたのかが描かれていました。
トーグの頭のイカレ度合いにも呆れましたが、特筆すべきはマヨルカからの刺客の覆面男です。
ロネーラ病の治療薬を作ったザレドが次にロネーラ領地で薬の販売を行うだろうと予測した覆面男は、単に戦闘能力が高いだけでなく頭の良さも並ではありませんね。
序盤の内にあっさり倒されるキャラクターだと思っていましたが、ひょっとするとこの覆面男との決着にはもう少し時間がかかるかもしれません。
今後もザレド達の行く手を遮る猛者として登場する気がします。
そして新たにクリビア領地の仲間に加わった天才商人アルケネス。
ロネーラ病の治療薬販売で早くも商才を発揮したように、彼もまた相当な切れ者であることが分かります。
国が発展していくためには、何といっても経済力が不可欠。
アルケネスの協力があれば、クリビア領地はさらに復興していくことでしょう。
それにしても、アルケネスがザレドに要求しようとした2つ目のお願いとは一体何でしょうか？
自分を「アキ」と呼んでほしいという一つ目のお願いにも度肝を抜かれましたが、次も何かとんでもなくふざけたことをお願いしてくる気がします。
個性的な商人が加わり、次の第11話も楽しみですね。
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