ピッコマ独占配信の人気コミック「悪党の母になりました」。
「続きが気になる!」
「ロゼリアはどうなる?!」
こちらでは「悪党の母になりました7話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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前回のあらすじ
前回は、ロゼリアに対するレニシャ達の態度が急変したのがアインスパナの命令によるものだったことが判明。
これまではロゼリアを泣かせることに喜びを覚えていたアインスパナでしたが、次第にロゼリアの笑顔を見たいという気持ちが芽生えてきます。
一方のカシウスは、ロゼリアとアインスパナが仲良くしていることにいら立ちを隠しきれません。
再び3人で一緒に朝食をとっていると、自分を無視するロゼリアに対してついにカシウスがテーブルを叩いてマジギレし始めます。
はたして、3人の関係は今後どうなってしまうのでしょうか?
悪党の母になりました7話のあらすじネタバレ
深まる親子の溝
自室に戻ったロゼリアは、心底疲れ切っていました。
具合が悪いのか、頭がおかしくなったのか。
結局、突然マジギレしたカシウスは、食事中ずっとロゼリアを睨んだまま何もしゃべらずじまい。
急にペコペコするようになった使用人達の態度にもなかなか馴染めず、貴族の生活に嫌気がさし始めていました。
一方その頃、カシウスの室内では、アインスパナとカシウスが机を挟んで対峙していました。
「どういうおつもりですか 母上を怖がらせないようにとお願いしたはずですが」
今までは朝食を食べると体がだるくなると言って朝食をろくに食べていなかったくせに、と無表情のままカシウスを責めるアインスパナ。
カシウスも一切表情を変えず、「それはお前もだろ?」と言って、最近急にロゼリアと一緒に朝食を食べるようになったアインスパナに反論しました。
するとアインスパナは、朝食を食べないようにしていたのは父親を真似していただけで、今は考えを改めたと答えます。
「朝食を取るとその日の調子が良くなりますから」
アインスパナは不敵な笑みを浮かべながら父親を見つめます。
しばしの沈黙の後、カシウスは「お前の言う通りだな」と笑い返し、だから自分もこれからは毎日朝食を食べてみるつもりだと言い返しました。
あくまで自分とロゼリアの仲に割り込もうとしてくる父親の姿を、アインスパナは反抗的な目つきで睨み返します。
カシウスの憂鬱
その日以来、カシウスは本当に毎日食堂に来て二人と一緒に朝食をとるようになりました。
しかも、食堂以外の場所でもロゼリアの前に姿を現すようになり、ロゼリアは内心カシウスが自分を監視しているのではないかとさらに強い恐怖を抱くようになります。
「おはよう 今日は良い天気だな」
無表情のままロゼリアに挨拶するカシウス。
窓の外を見ると、空には特大の雷が走る強烈な悪天候でした。
どこが良い天気なのよ、とロゼリアは心の中でつぶやきます。
「こういう日は仕事日和だな」
「仕事」という言葉を聞いて、人間らしきものが入った血まみれの袋を抱えている部下と一緒に邸内を歩くカシウスの姿がロゼリアの脳裏に浮かびました。
雨に打たれた子犬のようにブルブル震え出すロゼリアを見て、「私はお前が怯えるようなことをした覚えはないが……」とカシウスは冷たい視線を送ってきます。
あまりの迫力に圧倒され、思わず言葉に詰まるロゼリア。
するとカシウスは、「まるで私に殺されると思って怯えているみたいだな」と小声でつぶやいて去って行きました。
その表情はこれまで見たことがないほど悲しそうで、ロゼリアの目には妻に避けられて傷ついている夫の姿のように見えました。
ロゼリアは罪悪感にさいなまれながらも、血みどろの日常をおくっているカシウスに対して、どうしても一歩を踏み出すことが出来ません。
おそらく、この恐怖に慣れることは一生ないだろう。
廊下に一人残されたロゼリアは、絶望的な虚脱感に身を震わせました。
拷問室の光景
カシウスは拷問室の椅子に座りながら、ロゼリアがアインスパナを見つめる時の優しい瞳と自分を見る時の冷ややかな目つきの違いに心を痛めていました。
「これでは差別ではないか いったい私が何をしたというんだ」
足に力を入れると、カシウスの足元に這いつくばっている男が大声で悲鳴を上げ始めます。
血だらけの顔を上げ、何でも話しますと無様に命乞いをする青年。
カシウスは表情一つ変えず、衰弱しきった青年に蹴りを入れ続けました。
「まさか私に気づかれないとでも思ったのか?」
カシウスの視線の先に倒れている青年は、かつてアインスパナの家庭教師を担当していた男。
優秀だったためカシウスも気に入っていましたが、ユリエン宰相の送り込んできたスパイだったことが判明し、何が目的で潜り込んできたのか拷問室で口を割らせていたのでした。
いっそ一思いに息の根を止めてほしいと懇願する青年を見て、カシウスは何故ロゼリアが自分を避けるのか気付きます。
これまでカシウスはチェイド公爵一族の荒仕事にロゼリアを巻き込んだことはありませんでしたが、一度だけこの血まみれの青年を拷問室に運び込む所をロゼリアに見られたことがありました。
自分にとっては日常茶飯事の作業でも、ロゼリアにとっては相当ショッキングな光景であったことは間違いありません。
「ふむ……どうしたものか……」
カシウスが真剣な顔で悩んでいる所で第7話は終了しました。
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7話を読んだ感想まとめ
前回のラストでマジギレしたカシウスは、何と無言のまま朝食タイム終了。
いやいや、何かムカつくことがあるなら言葉でちゃんと説明しなさいよ!
周富徳じゃあるまいし、カメラ目線だけ向けられたって伝わるわけないでしょ!
この人の行動は、まるで癇癪(かんしゃく)を起こしてふてくされている3歳児みたいですね。
やたらとアインスパナに突っかかってくるのも、自分よりチヤホヤされている息子に嫉妬しているのでしょう。
親子というより、ロゼリアを巡って争う恋の三角関係のように見えます。
しかし、外が大荒れの雷雨なのに「良い天気だな」と言ってロゼリアに話しかけてきた時はさすがに笑いました。
カシウスは目的を遂行するためなら拷問も辞さない非情な性格ながら、実はお笑い芸人もビックリのド天然キャラなのかもしれませんね。
まだ作中では描かれていないものの、カシウスとロゼリアは一体どういう経緯で再婚したのでしょうか?
状況から推察するに政略結婚か何かのようですが、ロゼリアは最初からカシウスに対しても何の愛情も抱いていなかったのでしょう。
貴族とはいえ、自分の望まぬ相手と結婚させられて宮殿の中に閉じ込められる生活はさぞ辛かったはずです。
だからと言ってアインスパナを虐待して良い理由にはなりませんが。
そして今回のラストで、自分がロゼリアに避けられている理由にようやく気付いたカシウス。
凄惨な仕事現場を見られて「どうしたものか」と悩んでいる暇があったら、まず足元に転がっている男性を病院に連れて行ってあげなさいとツッコミたくなりました。
ロゼリアに無視されて傷つくカシウスが妻に構ってもらえる日は来るのか、第8話の展開も楽しみですね。
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