妹を超える悪女に!?「悪女は砂時計をひっくり返す」。
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こちらでは7話の展開・あらすじを紹介していきます!
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をご紹介します。
前回までのあらすじネタバレ
前回は、街に着いたアリアがブティックでの買い物を終えた後、修理を依頼した雑貨屋で砂時計を無事に回収します。
貧民時代によく通っていた店ということもあり、懐かしさに惹かれて店内を散策するアリア。
しかし、店内には黒いローブをまとった怪しげな男たちもいて、不穏な空気を察したアリアは足早に店を出ようとします。
ふと店のカウンターを見ると、近い将来閉鎖されるカジノの競売参加チケットが置かれていることに気づき、「そのチケットはもうすぐ使えなくなるから払い戻した方が良い」と思わず口にしてしまいます。
その瞬間、店内にいた謎の男たちがアリア達を襲撃。
護衛騎士が全員制圧された上に、腕をつかまれたアリアは「なぜそのことを知っているのか?」と謎の男に脅迫されてしまうのでした。
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悪女は砂時計をひっくり返す7話のあらすじネタバレ
悪女は砂時計をひっくり返す第7話のあらすじをお伝えします。
危険な交渉
いきなり謎の男に腕をつかまれたアリアは、動揺する気持ちを必死に抑えながら現状把握を始めました。
肝心の護衛騎士たちは全員謎の男の仲間たちに捕らえられ、店の入り口付近に拘束されています。
雑貨屋の店主も慌てふためくだけで、とても助けてもらえそうな気配はありません。
やはり、自分で何とかするしかない。
そう判断したアリアは、自分の腕をつかむ男の容姿を観察していて、背が高いわりに幼い顔つきをしていることに気づきました。
おそらく年は十代。
兵士や盗賊にしては肌が白すぎるし、貴族の娘と自然に対等な口調で話せるほど高い地位に就いている人物……。
観察から得られた情報を頭の中でまとめたアリアは、彼の正体を田舎出の貴族と推理します。
せっかく大金を払って競売参加チケットを買ったのに、もうすぐ使えなくなると言われて腹を立てたのだろう。
そう結論付けたアリアは、すぐに落ち着きを取り戻しました。
アリアが全く抵抗しようとしないことに気づいた男は、「余裕そうだな」と言ってなおもアリアの腕を掴んだまま彼女を睨みつけます。
「綺麗な女の子がいたから逃したくなかったの?」
一息ついたアリアは掴まれている自分の腕に視線を向け、「痛いから答えを聞きたいなら手を離して」と伝えました。
しばしの沈黙の後、謎の男はアリアの腕を乱暴に離して質問の答えを要求しました。
万力のような力で掴まれていたアリアの左腕はひどく痺れ、否が応でもアリアの表情は苦痛に歪んでしまいます。
アリアは相手を睨みつけると、もうすぐカジノが潰れるという噂を聞いたと答えました。
投資に失敗したルプール子爵がカジノを処分して夜逃げするかもしれない。
前世の記憶をまことしやかに伝えたアリアは、「これで満足かしら?」と言ってそっぽを向きました。
しかし、謎の男はアリアの話を信じようとしません。
「もしも嘘をついているならお前を許すわけにはいかない」と言って、腰に差していたナイフの柄にゆっくりと手を伸ばしました。
「噂だって言ってるでしょ?」
全く物怖じせずに不敵な笑みを浮かべるアリア。
彼女の毅然とした態度を見て納得した謎の男は、「そうだな」とつぶやいてナイフを仕舞いました。
一味の狙い
アリア達を解放した男たちは、去って行く馬車に付いているユリの印章を見ながら、彼女はロースチェント家の者だろうと推察していました。
アリアの腕を掴んでいたリーダー格の男は、彼女のドレスにプレデリック家のバラのブローチが付いていたことを指摘。
すると部下の男が、プレデリック家と婚約の話が出ているミエール嬢の可能性が高いと答えました。
ロースチェント家には再婚に伴って縁者となったもう一人の息女がいるらしいが、とても貴族の令嬢とは思えないほどガサツらしいのでおそらく別人だろう。
部下の意見を聞いていたリーダー格の男はミエールの名をつぶやきながら、もう一度彼女の凛とした振る舞いを思い起こしていました。
「ミエール」という言葉には「ハチミツ」という意味があるが、有事に直面しても全く隙を見せなかった辛口の彼女にはとても似つかわしくない名だ。
しかし、どこかで彼女に会ったことがあるような……。
リーダー格の男はミエールの顔と名前を記憶すると、話題を変えて「まずはカジノから潰そう」と部下に指示します。
その発言を聞いた部下は、「嘘かもしれないのに彼女の話を信じるんですか?」とビックリ仰天。
準備を整えるのに時間もかかると意見すると、「ルプール子爵が本当に夜逃げして海外に助けを求める展開よりはマシだ」と答えました。
「カジノほど人や金が集まる場所は他にない 本来の計画から多少ずれても実行するだけの価値はある」とリーダー格の男は主張します。
「いつにします?」と聞かれたリーダー格の男は、平然とした口調で「今日だ」と返答。
1時間以内に準備して突撃するよう命じました。
しぶしぶ決行準備に取り掛かる部下を尻目に、リーダー格の男は自分の手をジッと見つめ、掴んだアリアの腕の感触を思い出していました。
お仕置きタイム
ロースチェント家の邸宅に戻ってきたアリアは、自分の後ろに仕えている護衛騎士たちに聞こえるようにわざと大きな声を上げて言いました。
「ただいま!久々に外出したら危ない目に遭うところだったわ!」
自分の部屋に向かいながら、肝心な時に何の役にも立たなかった護衛騎士たちを横目で睨みつけるアリア。
顔面蒼白になって縮み上がっている護衛騎士たちは、ビクビクしながら彼女の後ろに付き従います。
母親に頼んで護衛騎士たちをクビにするのは簡単。
けれども、この状況を上手く利用した方が得策だと判断したアリアは、自室のソファーに座って護衛騎士たちにとびっきりのスマイルを披露します。
「久々だったから外は危険だということをすっかり忘れていたわ お互い危なかったわよね~」
新米の護衛騎士は、アリアが自分たちを慰めてくれていると勘違いして大喜び。
隣にいるもう一人の護衛騎士は彼の肩を小突き、「馬鹿かお前は……ディスられてるんだよ……」と小声で耳打ちしました。
「私の手首より貴方達の顔色の方が悪そうね~ 相手が上手だったから仕方なかったのよね~?」
アリアのネチネチとした嫌味を聞かされ、護衛騎士たちの顔がさらに青ざめていきます。
テーブルの上に置かれていたカップを持ち上げたアリアは、水が全然冷えていないと言って困ったような顔をしました。
ジェシーに意味深な目配せをしながら、「どなたか冷たいお水を持って来てくれると嬉しいんだけど」と微笑むアリア。
その言葉を聞いた護衛騎士たちは、一目散に冷水を取りに駆け出しました。
情けない護衛騎士たちの反応を見ていたアリアは、子供のようにキャッキャッと大はしゃぎ。
大の大人をからかって遊んでいるアリアの傍らで、ジェシーは苦笑いを浮かべるより他ありませんでした。
アリアは一旦ジェシーに室内から出てもらうと、一人になった自室で秘密の扉を開け、人目に付かないように例の砂時計を大切に保管します。
雑貨屋での襲撃事件を思い起こし、「今日は本当に危なかった……」と述懐するアリア。
自分とミエールは容姿が似ているから、ドレスを返せば自分の素性が連中にバレることはないだろうとアリアは予想していました。
街に行った時にドレスを誉められたと言えば、ミエールはこのドレスを毎日着るはず。
ミエールを街に行かせて、彼女のイメージダウンを狙うのも一つの手かもしれない。
アリアは秘密の扉を閉め、今後の作戦に思いを馳せていました。
すると、血相を変えた護衛騎士たちが冷たい水を入れたグラスを持って再びアリアの部屋に全速力で戻ってきます。
護衛騎士たちからグラスを受け取りながら、「これからもよろしく頼むわね」と爽やかな笑顔を見せるアリア。
使える人はどんどん利用していこうと意気込む傍ら、あの危険な相手とは二度と会いたくないという不安も抱えていました。
一方その頃、謎の黒装束軍団は大勢の仲間を集結させて、カジノに踏み込む態勢を整えていました。
氷のように冷たい目でジッと目標を見据える怪しげな男たち。
「行くぞ!」
リーダー格の男の号令と共に、謎の男たちが行動を開始した所で第7話は終了しました。
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7話を読んだ感想
ここまで順調にミエールを圧倒してきたアリアが、謎の男たちの襲撃により一転して大ピンチに!
全く予想外の展開に言葉を失ってしまいました。
思えば、序盤の買い物シーンは平和でしたね。
自分のキャラ作りのために質素なドレスを着ようかと考えているアリアは、あまりにもあざとすぎて思わず笑ってしまいました。
その一方、ウィンドウを挟んで現在の自分と1年前の自分の姿を対比する構図がとても印象的。
路上から店内を羨ましそうに見つめている昔のアリアの姿を見て、私もお小遣いが無くてお菓子を買えなかった自分の子供時代を思い出しました。
資本主義の世の中では、金を持たない者は社会に参加する資格すら与えられません。
お菓子なんて我慢すれば良いだけの話ですが、年端もゆかない子供がボロボロの格好で困窮生活を送っているのはやはり見るに堪えないものがあります。
ささやかな食事を嬉しそうに楽しんでいた昔のアリア。
豪華なショッピングを無表情で行っている今のアリア。
彼女自身、降って湧いたような今の貴族生活に十分馴染めていないことが良く分かる描写ですね。
貴族の一員になったことで生活は裕福になりましたが、そのせいでミエールと出会い、最終的に悲惨な死を遂げる業を背負ってしまったことは皮肉としか言いようがありません。
顔見知りの新聞貸しの青年・ハンスをさりげなく助ける行動からも、自己顕示欲の塊であるミエールとの違いを見て取れました。
そして、神の砂時計を受け取りに来た雑貨屋で突如巻き込まれた謎の黒装束軍団の襲撃!
競売参加チケットが使えなくなると困る連中ということは、カジノを根城にしている盗賊一味でしょうか?
はたまた、極秘裏にカジノを潰している皇族側の人間でしょうか?
大ピンチに陥ったアリアがどうやって謎の男たちを撃退するのか、第7話から目が離せませんね!
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