妹を超える悪女に!?「悪女は砂時計をひっくり返す」。
繊細な絵が綺麗!ピッコマ独占配信!
こちらでは30話の展開・あらすじを紹介していきます!
<前話 | 全話一覧 | 次話> |

をご紹介します。
目次
前回までのあらすじネタバレ
前回は、オスカーから手紙で突然別れを告げられたアリアが、その背景にイシース公女の指示があったことを知りました。
ミエールはオスカーと正式に婚約を結び、着々と成功者の道を歩んでいきます。
帝国屈指の権力者であるイシース公女がミエールの支援に回ったことで、もはやアリア一人がどう頑張っても勝負になりません。
このままロースチェント家に潰される不安を抱えながら生きていかなければならないのかと絶望したアリアは、ベッドの上で声を押し殺して一人涙を流し続けるのでした。
ジャンル別人気漫画ランキング!
















































































悪女は砂時計をひっくり返す30話のあらすじネタバレ
悪女は砂時計をひっくり返す第30話のあらすじをお伝えします。
失意のアリア
ロースチェント邸の敷地内に停まっている馬車の傍らには、煌びやかなドレスに着替えた満面の笑顔のミエールが立っていました。
ミエールがロースチェント伯爵に「行って参ります」と挨拶して馬車に乗り込むと、伯爵は「公女様によろしく伝えておくれ」と微笑んで娘の出発を見送ります。
その様子を遠くから見ていたアニーは、新しく淹れたお茶をトレーに乗せたまま全速力でアリアの部屋に戻ります。
「お嬢様!!」
血相を変えて飛び込んできたアニーを見て、「そんなに大声を出さなくても聞こえてるわ」と不機嫌そうにつぶやくアリア。
夜中に泣き過ぎたせいで、彼女の眼はすっかり腫れぼったくなっていました。
一部始終を邸内から見ていたアニーは、馬車に乗り込むミエールが着ていたのはこの前オスカーから贈られた最高級フルセットドレスだったと熱く語ります。
ミエール様へ
ぜひこちらのドレスを身につけてイシースお姉様の誕生日パーティーにご参加ください。
数日前にロースチェント邸に届いた手紙とドレスは、絶対にイシース公女が送ってきたものに違いないと絶叫するアニー。
アリアは椅子に座ったまま「そうかもね」と小声でつぶやくだけで、何の関心も示しません。
今日は、もうじき成人する皇太子との婚約話が浮上しているイシース公女の誕生日。
彼女のイベントに招待されたミエールはさらに人望を集め、躍進への地盤を固めるだろう。
そして私はまた、ミエールに処刑される……。
アリアは窓から外の風景を眺めながら、小さく溜め息をつきます。
ゆっくり立ち上がったアリアは、ジェシーとアニーに「食事の時間まで起こさないで」と告げて、寝室にこもってしまいました。
声をかけるのもはばかられるほど物憂げな雰囲気を漂わせるアリアを見て、二人の侍女は互いに顔を見合わせて彼女の身を心配します。
広告で話題の漫画作品TOP3
気になる作品があれば是非クリックしてみてくださいね。






イシース公女の誕生日パーティー
プレデリック家の庭園には、帝国内の有数の貴族達がイシース公女の誕生日を祝いに集まっていました。
イシース公女がゲスト達と談笑していると、背後から自分を呼ぶ声が聞こえます。
振り返った先には、フルセットドレスをまとった美麗なミエールの姿がありました。
ミエールに「お誕生日おめでとうございます」と祝福されたイシース公女は、さっそくミエールの着ているドレスを絶賛します。
オスカーから貰ったドレスだと嬉しそうに語るミエールを見て、「彼は本当にミエールお嬢様が好きなのね」と言ってイシース公女が優雅に微笑みました。
ひそかに最近のアリアの反応をうかがっていたミエールは、塞ぎ込んでいる彼女の様子を見て、オスカーと連絡を取れていないことを確信していました。
オスカー様は私に気がある。
そしてイシース公女様だって協力してくださっている。
アリアに対して好意を示すオスカーの姿を見て恋愛結婚を半ば諦めかけていたミエールでしたが、今なら夢を実現できるかもしれないという自信がみなぎっていました。
イシース公女とミエールがテーブル席に着いて談笑していると、取り巻きの夫人たちがイシース公女のもとにやってきます。
皇太子との婚約の話を聞きつけ、「後は皇太子様が成人されるのを待つだけですね」と誉めそやす一同。
成人男性の基準が20歳に定められている現在の法律では、女性が同い年の男性と結婚するのに2年待たなければならない。
いっそのこと、王妃になったら成人男性の基準を女性と同じ18歳に引き下げてはどうか、と取り巻きの夫人が提案すると、その場に大きな笑いが起こりました。
お似合いの二人
イシース公女とミエールが談笑を続けていると、周囲の人々がオスカーの到着を口々に叫びます。
ミエールが顔を上げた先には、髪をセットしてすっかり大人っぽくなったオスカーの姿がありました。
オスカーはミエールの傍までやって来ると、うやうやしくお辞儀をしてミエールに挨拶します。
頬を紅潮させて嬉しそうに微笑むミエールは、最愛の人が自分のもとに戻って来てくれたことに心から幸せを感じていました。
向かい合って座るミエールとオスカーを見て、「お似合いね」と冷やかすイシース公女。
ミエールが顔を真っ赤にしてはにかむと、イシース公女は扇を仰ぎながらホホホと高らかに笑いました。
すると、遠くから血相を変えて走ってきたプレデリック家の執事が、大声を張り上げながら予期せぬゲストの到着をイシース公女に知らせます。
「イシース様!皇太子様がいらっしゃいました!」
執事の声が辺りに響き渡ると、周囲の参加者達が一斉に皇太子殿下の方に視線を向けます。
「さすがイシース公女様」
「やはり皇太子様との婚約の噂は本当だったようね」
周囲の参加者達は、口々にイシース公女を褒め称えました。
皇太子の到着を聞いたミエールも、満面の笑顔でイシース公女を祝福します。
しかし、手を叩いて祝福する周りの人々とは対照的に、イシース公女とオスカーは険しい顔をして凍りついていました。
実は、イシース公女と皇太子の婚約の話は、世間に圧をかけるためにプレデリック家が流した虚言でした。
招待してもいない皇太子が突然自分の誕生日パーティーに現れたことに、イシース公女は激しく動揺します。
「誕生日おめでとう 久し振りだな イシース公女」
そう言ってイシース公女達の前に姿を現したのは、皇族服に身を包んだアースでした。
いつもの黒装束とは真逆の白いロイヤルファッションをまとったアースは、紳士的で気品漂う威厳に満ち溢れていました。
君は誰だ?
イシース公女・オスカー・ミエールの3人は即座に席から立ち上がり、深々とお辞儀しながら皇太子を出迎えました。
爽やかに微笑む皇太子を上目遣いに睨むイシース公女は、「一体何をしに貴族のパーティーに来たの……?」と心の中でつぶやきながら注意深く様子を観察します。
すると皇太子はつかつかとミエールの所に歩み寄り、「ここにいたのか ミエールお嬢様」と声をかけました。
初対面の皇太子にいきなり親しげに話しかけられたミエールは困惑。
下を向いたまま、何と返事して良いのか分からず固まってしまいました。
「お辞儀してるからなのか、背が縮んだように見えるな」と冗談を言いながら、一人でニコニコしている皇太子。
イシース公女はそんな彼の様子をうかがいながら、「どうして皇太子がミエールお嬢様のことを知っているの?」と不思議に思いました。
「これでやっと挨拶できるな 頭を上げてくれ」
皇太子に指示され、恐る恐る体を起こすミエール。
正面から彼女の顔を見た皇太子は、目を大きく見開いて固まってしまいました。
「君は……誰だ……?」
皇太子は、自分の想像していた人物と全く違う女性が目の前に立っていることに驚愕。
まるで時間が止まったかのように、絶句したままミエールと見つめ合います。
一方その頃ロースチェント邸では、一眠りして多少気分が楽になったアリアが大きなあくびをしていました。
プレデリック家から遠く離れた自室でのんびりくつろいでいるアリアには、皇太子アースの混乱など知る由もありませんでした。
<前話 | 全話一覧 | 次話> |
悪女は砂時計をひっくり返すを無料で読めるか調査した結果



気になる新刊の通知設定をしておくことで誰よりも早く好きな漫画を読むことが出来ます!
※本ページの情報は記事公開時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。


30話を読んだ感想
イシース公女の力に屈服したアリアが失意のどん底に叩き落とされる中、意外な人物の再登場によりとんでもない展開になってきましたね。
イシース公女と皇太子の縁談がハッタリだったことにも驚きましたが、まさか謎の黒装束の少年・アースの正体が皇太子殿下だったとは予想外でした!
考えてみれば、黒装束軍団は賊のような荒っぽい振る舞いをしていても、その行動目的は常に社会秩序の維持にあったような気がします。
人身売買を行っていたルプール子爵のカジノを潰した後にアースが言っていた「守りたかった私の財産」とは、国家そのもののことだったのかもしれませんね。
民間人が知らないはずのカジノの情報を口走ったアリアに対して敵意を向けたのも、皇太子としての責務を思えば納得の行動です。
ミエールがイシース公女の誕生日パーティーに参加していることを知り、ついに彼女に自分の素性を明かしにやって来たアース。
しかし、ミエールとアリアを誤認していたことで、誰もが混乱するややこしい状況になってきました。
全く面識のないミエールに親しげに話しかけ、別人と分かった途端に激しく取り乱すアースの姿は、最高に面白かったです。
プレデリック家の庭園が大騒動になっている一方で、自室にいるアリアが平和そうにあくびしていたのがコントのオチみたいで最高に笑えました。
イシース公女ですら冷や汗をかくほどの超大物がアリアの味方だったと判明した今、アリアにも起死回生のチャンスがありそうですね。
第31話からの反撃の展開に期待です!
<前話 | 全話一覧 | 次話> |
好きな漫画を文章だけでなくイラスト付きで楽しみたい方はまんが王国でお得に読むことができます!
まんが王国では毎日最大50%のポイント還元を行っているので、読めば読むほどお得に読めちゃいますよ♪
※本ページの情報は記事公開時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
