「悪女が恋に落ちた時」ネタバレ12話！あらすじ感想。私が守ります

ピッコマ独占配信の人気コミック「悪女が恋に落ちた時」

「続きが気になる！」
「ルペルシャはどうなる？」

こちらでは「悪女が恋に落ちた時12話」の展開・あらすじをご紹介していきます！

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悪女が恋に落ちた時の前回のあらすじ

前回は、黒い塔の中にあるアイリック公爵の部屋を訪れたルペルシャ達が、先に来ていたロックス医師と鉢合わせになります。

アイリック公爵とロックスとのやり取りを聞いて、ルペルシャ皇女が不治の病ラファエリスにかかっていることを知ってしまったユジン。

しかもアイリック公爵は、トロヤンの実の在り処は知らないと言ってラファエリスの治療に非協力的な態度を取り続けます。

ルペルシャ皇女の寿命が残りわずかであることにショックを受けたユジンは、彼女を強引に塔から連れ出し、彼女のために全力を尽くすことを心に誓うのでした。

悪女が恋に落ちた時12話のあらすじネタバレ

私が守ります

手を繋ぎたい。

ルペルシャにそうお願いされたユジンは、お姫様抱っこしていた彼女を地面に下ろすとあからさまに嫌そうな顔をしました。

ユジンが女性に対して不信感を抱いていることを知っているルペルシャは、彼を困らせないように「私の好きは恋愛感情の好きではない」と伝えます。

「私は貴方と友達になりたいのです！」

ルペルシャの屈託のない笑顔を見て、ユジンはホッとしたような表情を浮かべました。

少なくとも皇宮にいる間は、名誉をかけてルペルシャ皇女をお守りしてみせると誓うユジン。

「お気をつけてお帰り下さい」と微笑む彼の笑顔を見て、ルペルシャはなかなかドキドキが収まらない自分の心臓に今日もお疲れ様と呼びかけました。

変な人

ルペルシャ皇女を見送って一人になったユジンは、これまでのルペルシャとの思い出を振り返っていました。

初めて皇女宮で会った時から、ずっと氷のように冷たい態度を示していたルペルシャ皇女。

悪女の名に違わぬ非情な振る舞いを見て、ユジンは彼女のことを嫌うようになります。

しかし、最近再会したルペルシャ皇女はまるで別人。

これまで「好き」と言いながらユジンの美貌目当てですり寄ってきたどの女性とも違い、心の底からユジン・デ・ボルタンという人間を慕っているのが分かりました。

あまりの違いに困惑するユジン。

彼女の企みを探るため、デートの誘いに乗ってやることに。

「私が出て行きたいと言えば叶えてくれますか？」

何気なく尋ねたユジンの言葉に、ルペルシャ皇女は「もちろんです」と即答。

何のためらいもなく凄腕の自由騎士を手放すと言った彼女の気持ちが分からず、ユジンの混乱はさらに膨れ上がります。

でも貴方がいなくなると、とても寂しくなりますね。

貴方に嫌われても、自分の気持ちは変わりません。

今回はふと貴方に会いたくなっただけです。

驚くほど純粋な仕草から、彼女の言葉に嘘が無いことは明白でした。

それでもユジンにとって、自分への好意をちらつかせながら接近してくる女が警戒の対象であることに変わりはありません。

絶対何か企んでいる。

望みが袖を掴むだけなはずがない。

ユジンはまだ、ルペルシャ皇女を信じることが出来ずにいました。

そして……。

「安心してください 私は貴方と友達になりたいのです！」

間近に迫った死期を前にしながら裏表の無い気持ちを素直に吐露できるルペルシャ皇女の姿を見て、彼女への警戒心は嘘のように掻き消えていきました。

自分が彼女を勘違いしていたのか？

それとも彼女に何かが起きたのか？

正確な答えは分からずとも、ルペルシャ皇女が本当に「変な人」だということだけはユジンにもはっきり理解できていました。

もう、彼女を警戒する必要は無い。

これまで異性と友達になるなど想像したことすらなかったユジンでしたが、意外と悪くないかもしれないという考えが頭をもたげていました。

ユジンVSカイン

その日の晩。

黒い塔の執務室内に、日中の出来事を回想しながら頭を抱えるアイリック公爵の姿がありました。

ルペルシャ皇女が不治の病ラファエリスに罹患していたとは。

冷静沈着でなければならない医師が泣きながら助力を求めてきた所を見ると、事態はよほど切迫しているのだろう。

ドアの陰からこちらを覗いていたルペルシャ皇女は明るく笑っていて、アイリック公爵には彼女が噂で聞く氷のような冷たい魔女とはとても思えませんでした。

親交の無い間柄とはいえ、悲劇に見舞われている人を見て見ぬふり出来るほど自分は非情ではない。

しかし……。

アイリック公爵がジッと自分の手を見つめると、空想の中でその手が瞬く間に血に塗れていきます。

今は余計なことを考えるのはやめよう。

アイリック公爵は必死に自分の雑念を振り払おうとしました。

「お帰りですか？」

その時、部屋のドアをノックして一人の男が入ってきます。

「君は誰だ？」とアイリック公爵が問うと、青年はユジン・デ・ボルタンと名乗りました。

同年代なのに生意気な態度をとるアイリック公爵にイラつくユジン。

ドアが開いているのにわざわざノックされたことにムカつくアイリック公爵。

二人は至近距離で睨み合い、激しい火花を散らしました。

用件を聞かれたユジンは、さっきここにいた医者の名前を教えてほしいと答えます。

皇女宮の専門医だから護衛騎士ならすぐ会えるだろうと答えるアイリック公爵。

ユジンはニコッと笑って礼を言うと、「ところで、重大な秘密を知っている者をそのまま帰したのですか？」と強い口調でアイリック公爵を問い詰めます。

その言葉には、ルペルシャ皇女のプライバシー保護をないがしろにしたアイリック公爵への怒りが込められていました。

「護衛騎士として主人を守るのは当然の務めです」

ユジンがアイリック公爵に対して鋭い視線を送っている所で第12話は終了しました。

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12話を読んだ感想まとめ

一人目のツンデレイケメン・ユジンが、ついにルペルシャ皇女に完全にデレました！

イケメンゆえに、下心を持って言い寄ってくる不埒な女性とばかり出会ってきたユジン。

その生い立ちのせいで女性に警戒心を抱くようになってしまった彼が、裏表のないルペルシャの姿に心を打たれて彼女に心を開く展開は素敵ですね。

恋愛ではなく、あくまで友達として仲良くしていきたいという二人の関係も、家族のような親しみを感じてとても爽やかです。

ルペルシャ皇女との信頼関係が築かれたことで、ユジンが原作通りに悲惨な死を迎える可能性がグッと減ったのではないでしょうか。

そして、護衛騎士の使命に目覚めたユジンが、主君を守るべく自らの意思でアイリック公爵のもとに乗り込んできました。

性格が正反対な二人は、初対面から火花バチバチの険悪ムード。

このまま決闘が始まってどちらかが命を落とすのではないかと不安になります。

ロックス医師の名前を知りたがっていたということは、ユジンもルペルシャのラファエリスを治すために活動するつもりなのでしょうね。

これまで一人で頑張ってきたロックスに強力な仲間ができるのは大変喜ばしいことです。

しかし、アイリック公爵は依然として謎の多いキャラですね。

トロヤンの実の在り処を本当に知らないのか、知っていてわざと隠しているのかもいまだ不明。

また、自分の手を見た時に一瞬血まみれになった伏線が非常に気になります。

アイリック公爵自身も何かの病気を患っているのかもしれませんね。

第13話以降の彼の活躍に期待です！

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