広告から大人気になったコミック「11年後、私たちは」
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「アラサー男女のリアルな恋愛模様が面白い」
こちらでは「11年後、私たちは50話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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目次
11年後、私たちはの前回のあらすじ
前回は、荻野課長と一色さんが一緒に楽しそうに買い物している所を見てしまった千鶴が、ショックのあまりその場から逃げ出してしまいます。
話を聞くために、勇気を振り絞って荻野課長の自宅に向かう千鶴。
帰宅してきた荻野課長にその話をすると、荻野課長は驚いた顔をして口ごもってしまいました。
千鶴が溢れる悔し涙を堪えながら走り去ろうとすると、荻野課長は千鶴を抱きしめ、誤解を招くような行動をしてしまったことを謝ります。
「実はこれを準備してたんだ」と言って荻野課長がポケットから取り出したのは、キラキラと輝く美しい指輪。
荻野課長は千鶴に婚約指輪を差し出し、自分と結婚してほしいと伝えるのでした。
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11年後、私たちは50話のあらすじネタバレ
荻野課長の真意
さかのぼること数日前。
会社の給湯室で休憩していた荻野課長は、一色さんが左手の薬指に彼氏から貰ったというペアリングの指輪をはめていることに気づきました。
貴金属類に疎い荻野課長は興味深そうにそれを眺め、「女性はそういうデザインが好きなのか?」と尋ねます。
「もしかして課長もペアリングの指輪をしたいんですか?」と聞かれた荻野課長は恥ずかしそうにうつむき、千鶴にプロポーズしようと考えていることを口にしました。
「本当ですか!?それなら、女性の憧れである婚約指輪は慎重に選ばないとダメですよ!ダイヤが付いていれば何でも良いってわけじゃありません!」
他人の色恋沙汰が大好きな一色さんは目を輝かせ、事あるごとに荻野課長をつかまえて延々と婚約指輪についてレクチャーするようになります。
自分のセンスが世の中の全ての女性の代表だと思い込んでいるお節介焼きの一色さんは、必ず千鶴が喜ぶ婚約指輪を選んで見せると豪語。
お人好しの荻野課長も彼女の言葉をうのみにし、二人は千鶴にバレないようにこっそりと服飾雑貨店に行って婚約指輪を調達していたのです。
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プロポーズの返事
荻野課長にプロポーズされた千鶴は、荻野課長の部屋の中でずっと考え込んでいました。
11年付き合った優にさえ一度も「結婚しよう」と言われたことのない千鶴にとって、荻野課長のプロポーズは生まれて初めての経験。
自分にとって結婚は縁遠い話だと思っていたため、喜びよりも驚きの方が大きかったのが正直な気持ちでした。
付き合い始めて日が浅く、お互いのことを十分に知っているとは言えない気がする。
結婚するのはまだ早すぎるのではないか?
いろいろな迷いが湧き上がり、千鶴はどうしても結婚を決心できずにいました。
荻野課長は温かいコーヒーを千鶴の所に持ってくると、誤解を招くような行動をしたことを改めて謝りました。
本当はあんな風にプロポーズする予定ではなかったと言って、ばつが悪そうに頭を掻く荻野課長。
もっとカッコよくロマンティックに決めるつもりだった荻野課長にとって、急造のプロポーズは非常に不本意だったようです。
すると荻野課長は「ちょっと待っててくれ」と言って突然部屋の電気を消し、リモコンのスイッチを押しました。
その瞬間、幻想的なプラネタリウムの装置が作動し、真っ暗な室内に幾千もの星々の明かりが広がります。
「プロポーズする時に使おうと思って準備してたやつだ」
荻野課長は千鶴の前にひざまずき、「アフリカのナミビアにあるナミブ砂漠を知っているか?」と尋ねます。
そこは、世界で最も綺麗な星空を見ることのできる場所の一つ。
俺と一緒にナミブ砂漠に行ってみないか?
そして、世界中の星空スポットを一生一緒に見て回ろう。
立ち上がった荻野課長は部屋の明かりをつけ、「このタイミングで婚約指輪を渡すつもりだったんだ」と言いながら照れ笑いしました。
以前、荻野課長と一緒に食事して趣味を聞かれた時、「星空を見るのが好きです」と答えたことをちゃんと覚えてくれていた……。
「ありがとうございます すごく嬉しいです」
千鶴は感動のあまり、涙が止まらなくなります。
そして同時に、一人の平凡な女に過ぎない自分がおとぎ話のヒロインのような特別扱いを受けることに不安も覚えます。
千鶴にはどうしても、荻野課長を幸せにしてあげられるという確信がありませんでした。
さんざん悩んで考え抜いた末に、千鶴は「まだ心の準備ができない」と言って、荻野課長のプロポーズを断ることにしました。
私も愛してます
すると荻野課長はニッコリ笑い、「俺はただ千鶴に自分の気持ちを伝えたかっただけだから気にするな」と伝えます。
「正直俺も怖い でも、それでも、俺は千鶴とずっと一緒にいたいんだ」
返事はいつでもいい。
1年後だろうが10年後だろうが待つよ。
そう囁いた荻野課長は、申し訳なさそうに涙ぐんでいる千鶴の手を優しく握りしめて慰めました。
二人はソファーに寄り添って座り、映画を見ることにします。
荻野課長がテレビのリモコンのスイッチを押すと、大画面に映し出された映画は以前千鶴が見たことのある作品でした。
「面白い映画なのでもう1回見たい」と喜ぶ千鶴を見て、荻野課長は「じゃあこれにしよう」と言います。
荻野課長は千鶴と一緒に映画を見ながら、これまで彼女と過ごしてきた日々を心の中で回想していました。
プロポーズの準備を進めながら、千鶴の気持ちを無視して一人で突っ走っているのではないかと不安になる日もあった。
もちろん、プロポーズの返事が「はい」だったら最高だったけれど、彼女が喜んでくれただけで全てが救われた。
自分の望みは結婚そのものではなく、いつまでも千鶴と一緒にいられること。
だから返事が「はい」でなくても平気だったんだ……。
荻野課長は千鶴の肩にそっと手をまわし、彼女の目を見ながら「愛してるよ」と囁きます。
千鶴は荻野課長にそっともたれかかり、「私も愛してます」と静かにつぶやきました。
11年後、私たちは……
それから11年。
40代になった千鶴は、笑みを浮かべながら高台に立って満天の星空を眺めていました。
「ママ~ ながれぼしピュ~ってなった~?」
千鶴の傍らにはマフラーを巻いたあどけない顔の少女が立っていて、一児の母となった千鶴の手をギュッと握りしめていました。
二人が楽しげに会話していると、後ろからやってきた荻野パパが妻に防寒具のブランケットを着せます。
「寒いだろうと思って持ってきた」
夫の顔を見て、「ありがとう」と微笑む千鶴。
もうその瞳には、幸せに怯える影などみじんもありません。
「パパ!せいらには?せいらもほしい!」
荻野パパは娘に笑顔を向け、「星良はブランケットよりポカポカなマフラーをしてるだろ?」と話しかけます。
星良は自分の首に巻かれているマフラーに気付くと、「あっ!うん!そうだね!」と言って笑いました。
その時、たくさんの流れ星が満天の星空を駆け抜けます。
綺麗な尾を引きながら天空を流れる星を見て、「うわ~!すご~い!」と歓声を上げる星良。
寄り添って感慨深げに流れ星を見つめる千鶴たち夫婦。
3人の家族になった「私たち」は、いつまでも変わらない愛を誓いながら幸せな時間を過ごしていました。
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50を読んだ感想まとめ
全50話に渡る壮大なラブストーリーは、文句なしのハッピーエンドで幕を閉じましたね。
11年間付き合った彼氏と別れ、人生のどん底とも言うべき傷心の中で出会った荻野課長との交流の日々。
元カレへの未練、優の執着、同僚の嫌がらせなど、様々な試練を乗り越え、ついに二人は幸せな家庭を築くことが出来ました。
最終回では具体的な描写はありませんでしたが、きっと他の登場人物たちも幸せになっていることでしょう。
自分の心の弱さを認め、元カノの幸せのために自ら身を引く強さを知った元カレの優。
精神年齢の幼い彼のことですから、母性本能の強い年上の女性を新たな恋人にしたのかもしれませんね。
貧乏家庭に育ち、経済力のある年上の男性に依存する恋愛観になってしまった結衣。
とても頭が良くて行動力も抜群な彼女なら、男に頼らなくても自分で大金を稼げるキャリアウーマンになっていそうです。
千鶴や荻野課長の作り話を流布していた藤原さんも、騒動後は改心したご様子。
生き方が不器用なだけで根っからの悪人というわけではないので、独り身でも楽しい人生を送っているような気がします。
そして、千鶴と荻野課長の間に授かった子供・星良も、母親と同様、いつかどこかで魅力的な男性と出会い、素敵な恋をするのでしょう。
愛によって命が育まれ、幸せが受け継がれていく素晴らしさに感動しました。
安心するタッチの作画。
二転三転する緊迫したストーリー。
感情移入しやすいキャラクター。
決して楽しいだけではない恋愛の辛さや儚さもしっかり描写されていて、等身大の登場人物のリアルな価値観に何度も胸が切なくなりました。
それでいて、決してバッドエンドで投げ出さないのが本作品の魅力的な点。
「どんなに傷ついても人はまたやり直せるんだ」と勇気づけられ、生きる喜びが湧いてきました。
失恋して落ち込んでいる方も、本作品を読めばもう一度恋をしたくなることでしょう。
この名作と出会えたことは私の財産の一つです。
作者のイゼイ先生に心から感謝しています!
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