広告から大人気になったコミック「11年後、私たちは」
「続きが気になる!」
「アラサー男女のリアルな恋愛模様が面白い」
こちらでは「11年後、私たちは27話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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11年後、私たちはの前回のあらすじ
前回は、結衣からかかってきた電話を切っ掛けに、優が自分との交際期間を11年ではなく4年と偽っていたことを千鶴が知ってしまいます。
自分の大切な思い出は、優にとって別の女性と付き合う際の足枷でしかなかった……。
激怒した千鶴はついに優の携帯に電話をかけ、優と連絡を取らないでほしいと結衣から頼まれたこと、そして自分たちの交際期間を過少申告していたことへの怒りをぶちまけます。
その日の夜、仕事帰りの千鶴の前に優が現れ、もう一度やり直すために話し合いの場を持とうとします。
過去を吹っ切りたいのにいまだに優のことを心のどこかで引きずっている千鶴は困惑。
その時、二人の会話に荻野課長が割り込んできました。
11年後、私たちは27話のあらすじネタバレ
責任転嫁
「私の彼女に何か?」
千鶴の傍にそっと寄りそう荻野課長。
優は無言のまま二人を見比べ、「同じ職場だったの?」と千鶴に尋ねます。
「そうよ 私の上司」
二人の関係を知った優は「どうりで……」と小さくつぶやき、「だから11年も付き合ってたのにあっさり別れられたんだ」と吐き捨てるように言いました。
はぁ……?どういう意味?
私達が別れたのはあんたの浮気のせいでしょ?
私が先に会社の上司と浮気していたとでも言いたいの?
自分たちの破局を人のせいにする優の態度を見て、千鶴の怒りが再び燃え上がります。
二人の不穏な雰囲気に気付いた荻野課長は、「人の彼女に失礼じゃないですか?」と言いながら優の前に立ちはだかりました。
「行こう こんなこと聞く必要ない」
荻野課長は自分の左腕を千鶴の前に突き出し、捕まれと言わんばかりに目配せしました。
「そうですね」
千鶴はすぐに彼の意思を察し、荻野課長と腕を組んでその場を立ち去ります。
そんな二人の背中を黙って見ていた優は、ひそかに軽蔑するような薄笑いを浮かべていました。
大胆な告白
優と口論した現場からある程度離れると、荻野課長が「大丈夫か?」と千鶴に声をかけます。
千鶴はショルダーバッグの紐を強く握りしめながら、険しい顔で歯ぎしりしていました。
「課長!なんで私があんなこと言われなきゃいけないんですか!?本当にひどくないですか!?」
「ああ、ひどいな」
「いくら別れたからって、言って良いことと悪いことがありますよね!?」
「もちろんだ あれは言っちゃダメだな」
「同じ男から見ても最低ですよね!?」
「ああ、最低だ」
苦笑いを浮かべながら相槌を打ってくれる荻野課長の顔を見て、ハッと我に返る千鶴。
本来無関係な人物に大声を張り上げて八つ当たりしている自分に気付き、またしても自己嫌悪を抱いてしまいます。
「すみません……課長にはいつも迷惑ばかりかけて……本当にすみません」
荻野課長は沈痛な表情の千鶴を見ながら、「俺に迷惑かけてもいい方法を教えてやろうか?」と言い出しました。
「俺が本当に一之瀬の彼氏になればいいんだ」
「へぇ!?」
いきなりとんでもないことを言われ、火が出そうなほど千鶴の顔が真っ赤になります。
何と返答すれば良いのか分からず、まごまごしてしまう千鶴。
すると荻野課長は「冗談だよ」と言って微笑み、「その代わり、今日の迷惑代としてちょっと付き合ってもらうぞ」と言いながら千鶴をどこかへ案内し始めました。
素敵な迷惑代
荻野課長の後をつけながら長い坂道を上っていると、千鶴の足が筋肉疲労でクタクタになってきました。
息をゼイゼイ切らしながら「まさかこの仕返しが迷惑代ですか?」と尋ねると、荻野課長は爽やかに笑いながら「もう着いた」と答えます。
そこは、自分たちの住んでいる街を一望できる高台。
辺り一面に無数の明かりが広がる綺麗な夜景は、生命の明滅を彷彿とさせるほど幻想的でした。
あまりの美しさに息を呑む千鶴。
「自分の住んでいる街にこんな素晴らしい所があったなんて知らなかった」と顔を綻ばせます。
広大な夜景を眺めていると、さっきまで優のことでイライラしていたのが嘘のように気分が落ち着いてきました。
今日の自分はすごくダサかった……。
クールでいたかったのに、後悔すると分かっていたのに、どうしても怒りの衝動を我慢できなかった。
千鶴の述懐を聞いていた荻野課長は、「熱い想いがあるのにクールぶれるわけがない、そういう時は冷めるまでもがけばいいんだ」と応えます。
「俺も昔はダサいこと死ぬほどやったぞ 聞きたいか?」
千鶴が小さくうなずくと、荻野課長は楽しそうな顔をして思い出話を始めました。
昔本気で好きだった女性に振られた時、「俺にはお前しかいないんだ」と言いながら泣きついたこと。
さんざんダサいことをやっても結局ダメだったが、ベストを尽くせたから後悔していないこと。
長時間にわたる荻野課長のダサ熱い恋愛話は、自己嫌悪に苦しむ千鶴の心を癒してくれました。
荻野課長の決意
高台からの帰り道、千鶴は荻野課長と一緒に歩きながら、「引っ越してきて間もないのにどうやってあの場所を見つけたんですか?」と聞いてみました。
すると荻野課長は、「町内のことを知っておこうと思ってあちこち回っていた時に偶然見つけた」と答えます。
「これからは私も時々あの場所に行こうっと」と千鶴がつぶやくと、荻野課長は険しい顔をして制止しました。
「ひとけのない場所だから一人じゃ危ない!行く時は必ず俺を呼べ!」
「これ以上荻野課長に迷惑をかけられない」とうつむく千鶴を見て、「俺に迷惑をかけてもいい方法をさっき教えたろ?」と言う荻野課長。
「一之瀬さえ良ければ俺はお前の彼氏になる これは本気だ」
千鶴を見つめる荻野課長の眼差しには、一点の曇りもありません。
荻野課長が千鶴に対して真剣な告白をした所で第27話は終了しました。
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27話を読んだ感想まとめ
今回は、荻野課長のカッコよさが際立ったエピソードでしたね。
いまだにしつこく復縁を迫ってくる優と口論している千鶴を見かけた荻野課長は、今度は千鶴に頼まれるでもなく自ら彼氏の振りをして登場。
暴言を吐く優に真っ向から反論する姿は「大人の男性」という感じがして素敵でした。
その点、優は回を重ねるごとにイメージが失墜し続けています。
まさか別れた原因を千鶴のせいにするとは、ムカつくにも程がありますね!
もしかして優は、他者への共感性が著しく欠落しているサイコパスなのでしょうか?
千鶴と荻野課長が二人で腕を組んで去って行くのを見ていた時、何か言いたげな表情をしていたのがとても印象的でした。
ひょっとすると、今後彼は二人に対して何かしらの嫌がらせをしてくるかもしれませんね。
劣悪な家庭環境で育ち、年上の男性の経済力に依存する性格になってしまった結衣。
嫌なことがあるとすぐ人のせいにして保留を選択する優柔不断な優。
ダメ人間カップルが仲良く真人間に成長してくれることを願わずにいられません。
一方、千鶴と荻野課長は仲良く夜景観賞。
私も夜景を見るのが大好きなので、夜景を見て嫌なことを忘れられた千鶴の気持ちにとても共感しました。
ちなみに、東京都内にも恵比寿ガーデンプレイスタワーや渋谷ヒカリエなどに無料で利用できるおすすめの展望台施設があるので、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてください。
夜景を見ながら荻野課長が話していた昔の恋愛話は、今後の伏線でしょうか?
いずれ荻野課長の元カノが登場して、千鶴と恋のライバル的な関係になる展開も面白そうです。
そして、ついに荻野課長が千鶴に愛の告白を敢行!
「一之瀬が良ければ彼氏になる」と、あくまで主導権を千鶴に任せているのが最高に素敵です。
はたして千鶴はどんな答えを出すのか、第28話の展開から目が離せませんね!
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