広告から大人気になったコミック「11年後、私たちは」
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「アラサー男女のリアルな恋愛模様が面白い」
こちらでは「11年後、私たちは21話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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11年後、私たちはの前回のあらすじ
前回は、残業を終えた千鶴が荻野課長に誘われて屋台に立ち寄り、友達のよしみとして一緒にお酒を飲むことになります。
優のことが心に引っ掛かって、荻野課長に対してどうしても一線を引いてしまう千鶴。
そんな千鶴の想いに気付いた荻野課長は、「元カレのことで悩んでいることがあれば全部俺が聞いてやる」と寛大な態度で接します。
荻野課長の優しい言葉に救われた千鶴は、お酒を飲みながら号泣し始めました。
一方、優に結婚話を保留にされた結衣は、自宅に帰って母親と口論になります。
事業に失敗した夫の借金を背負わされている結衣の母親は、「早く就職して金を稼いで自分を楽させてほしい」と言って、幼い頃から娘を束縛してきた鬼母。
荒んだ家庭環境に心底うんざりしている結衣は、絶対に優と結婚して一日も早くこの家から出て行ってやると心に誓うのでした。
11年後、私たちは21話のあらすじネタバレ
とばっちり
何本ものボトルが空になるほど、やけ酒に明け暮れる千鶴。
気が付いた時には体がフラフラになっていて、視界も大きく歪んでいました。
「しっかりしろ 飲みすぎじゃないのか?」
声が聞こえる方に視線を向けると、ぼやけた空間の中心に優の姿がありました。
二度と会いたくないと思っていた元カレの出現に、千鶴は激しく戸惑います。
「大丈夫か?」
若い女と浮気したくせに何食わぬ顔で自分を心配する優を見て、次第に千鶴の中で怒りの感情が沸々と湧き上がってきました。
11年間も付き合っておいて、私がおばさんになったから若い子の方が良くなったの?
私の若くて可愛い時代は貴方と一緒に過ごしたんじゃない!
別れるならもっと早く別れてよ!このクズ!
千鶴は一升瓶ごと持ち上げて酒をがぶ飲みすると、優に向かって「もう貴方に未練なんてない」とつぶやきながら意識を失ってしまいます。
テーブルの上に突っ伏して眠りにつく千鶴。
向かい合って座っていた荻野課長は、呆然としながら彼女の罵声を聞き続けていました。
「今の話聞いた?最低ね、あの男」
周りにいた屋台の客たちが千鶴に同情し、ひそひそ話を始めます。
皆に白い目を向けられた荻野課長は苦笑いしながら、「私のことではありませんよ~」と必死に取り繕いました。
荻野課長は完全に酔いつぶれてしまった千鶴を見て、とりあえず店を出ようと決めます。
会計の所に行くと、神妙な顔をした中年の女性が荻野課長を睨みつけます。
「あたしがとやかく言うことじゃないけど、人としてどうなの?因果応報って言葉知らないのかい?」
中年女性にまで説教された荻野課長は、「もう彼女を泣かせません」と平謝りしながら足早に会計を済ませました。
千鶴の自宅へ
ぐったりしている千鶴を抱え、タクシーに乗り込んだ荻野課長。
一瞬、自分の家に連れて行くべきか迷ったものの、交際もしていない独身女性をお持ち帰りするのはさすがにまずいと判断。
仕方なく、千鶴の自宅に送り届けることにしました。
夜遅くにインターフォンが鳴り、玄関のドアを開ける千鶴の母親。
そこには、千鶴をおんぶしている中年の男性が立っていました。
荻野課長は簡単に自己紹介を済ますと、懇親会で彼女が飲み過ぎてしまったと千鶴の母親に伝えます。
室内に招かれた荻野課長は千鶴をベッドの上に寝かせ、心の中で「おやすみ」とつぶやきました。
娘のことで手間をかけさせてしまったことを陳謝し、コップに注いだ水を荻野課長に手渡す千鶴の母親。
お礼を言いながら水を飲む荻野課長の顔を、意味深な表情で観察し続けました。
出来の悪い娘が会社でご迷惑をおかけしていないかと尋ねる母親に対し、彼女にはいつも助けられていますと爽やかに微笑む荻野課長。
すると千鶴の母親は、「ところで……ご結婚されてます?」と問いかけてきました。
「え?いえ、独身です」
千鶴の母親は、立ち入ったことを聞いてしまったと恥ずかしそうに笑います。
無事に千鶴を自宅に送り届けられてホッとした荻野課長は、夜分遅くの来訪をお詫びしながら千鶴の家を退出。
娘に素敵な上司がついていることを知った千鶴の母親は、小さく鼻歌を歌いながら嬉しそうな顔で部屋に戻りました。
交際の先にあるもの
一方その頃、真っ暗な自室にこもっていた結衣は、携帯電話を取り出して優に電話をかけていました。
優が電話に出ると、今日レストランで言われた言葉が気になって眠れないと打ち明けます。
「優さんはどうして私と付き合ったの?好きだけど結婚はしないって……私はそれだけの女なの?」
いつになく重いトーンで迫ってくる結衣に戸惑う優。
結婚しないとは言っていない、まだする気はないと言っただけだと弁明します。
「優さん!私は本気なの!」
あまりにもしつこい結衣の態度にだんだん腹が立ってきた優は、眉間にしわを寄せながら「俺だってそうだ!」と声を荒げました。
「優さんは本気じゃない!だったら結婚しないっておかしくない?」
優は自分の気持ちを落ち着かせるために一つ息を吐き、付き合う=結婚ではないと自分の恋愛観を語ります。
一方の結衣は、付き合う=結婚だと自分の意見を主張。
もしも自分と結婚する気が無いなら別れようと告げました。
「結衣がそういう考えなら仕方ない 俺も考えてみる」
面倒くさそうに答えると、優は即座に電話を切ってしまいました。
無音になった携帯電話の画面を震えながらジッと見つめる結衣。
そうじゃないのに……どうしてこんなことに……。
静まり返った真っ暗な室内で、結衣の耳には自分の心臓の鼓動音だけが聞こえ続けていました。
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21話を読んだ感想まとめ
絆を深めていくカップルと、絆が切れていくカップル。
あまりにも対照的な二組のカップルの動向が見ていて辛い回でした。
荻野課長に「どんな愚痴でも全部聞いてやる」と言われた千鶴は、酔いつぶれるまでお酒をがぶ飲み。
目の前にいる荻野課長を元カレの優と勘違いするほどの泥酔状態になり、胸の中に閉じ込めていた怒りを盛大にぶちまけます。
自分から言い出したことですが、周りの人達から元カレ本人だと勘違いされている荻野課長が気の毒すぎて笑ってしまいました。
千鶴に罵倒され、関係ない人たちにまで叱責されても怒らない荻野課長は、本当に人間ができていますね。
酔いつぶれた娘をわざわざ自宅まで送り届けてくれた荻野課長を見て、千鶴の母親が安心したような顔をしていたのも頷けます。
11年間付き合った優と別れてしまった千鶴の傍に素敵な男性がいることを知り、親としてホッとしたのでしょうね。
家族に公認されれば、千鶴も安心して荻野課長と付き合えそうです。
一方、優と結衣のカップルには苦難が続いています。
時間の問題だとは思っていましたが、とうとう別れ話に発展してしまいました。
母親に金を稼げと言われ続ける生活から抜け出すために、結婚を目指して交際を続ける結衣。
片や優は結衣と過ごす日々を純粋に楽しんでいて、結婚への執着が一切ありません。
男女の恋愛観・結婚観の違いが浮き彫りになって口論に発展する様は、とてもリアルに感じました。
人気グループが「方向性の違い」によって解散に至るように、複数の人間が集まるとどうしても相容れない価値観の差異が生じ、致命的な亀裂になってしまうものです。
どのみち優と結衣が結婚しても長続きはしなかったでしょうから、このままダラダラと交際を続けるよりスパッと別れた方がお互いのためなのかもしれませんね。
二人がどんな答えを出すのか、第22話の展開がとても気になります。
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