広告から大人気になったコミック「11年後、私たちは」
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「アラサー男女のリアルな恋愛模様が面白い」
こちらでは「11年後、私たちは17話」の展開・あらすじをご紹介していきます!
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11年後、私たちはの前回のあらすじ
前回は、親睦会の帰り道の途中で千鶴が優と偶然再会。
気さくに話しかけようとしてくる元カレの態度に怒りを覚えた千鶴は、荻野課長に彼氏の振りをしてもらって優を冷たくあしらいます。
演技とはいえ、千鶴にいきなり腕を組まれたことで、彼女への恋心を自覚するようになった荻野課長。
ひそかに優への未練を残していた千鶴でしたが、「一緒に映画を見に行こう」という荻野課長からの誘いをOKしました。
一方、千鶴に新しい男ができていたことが気になって仕方ない優は、今カノの結衣の話もまともに取り合えないくらいに気持ちが動揺。
新しいノートPCが欲しいという結衣のおねだりをあっさりスルーするほど、彼女への気持ちが離れていました。
11年後、私たちは17話のあらすじネタバレ
演技の限界
自分をバカにするような優の冷たい態度を見た結衣は、プライドを傷つけられたことに立腹して顔をしかめます。
「ただ友人が羨ましかっただけで、別にノートPCを買ってほしくて言ったわけじゃない!」
必死に強がる結衣の瞳から、大粒の涙があふれ出しました。
「他にももっと言い方があるでしょ!嘘でも今度もっと良いの買ってあげるよとか!」
駄々っ子のように大声を上げて悔しがる結衣を見て、優は慌てて平謝り。
「今度新しいノートPCを買ってあげるから機嫌を直して」と必死に取り繕います。
「……これからは気を付けてね」
涙目のまま小さくつぶやくと、結衣はようやく落ち着きを取り戻しました。
癇癪(かんしゃく)を起こした結衣を見ながら、優は彼女とのこれまでの思い出を振り返っていました。
可愛くて若い結衣は、自分のたあいのない話にも瞳を輝かせて喜んでくれる愛嬌抜群の女性。
彼女の前で特技の話をしたりプレゼントを買ってあげたりすると、まるで自分が立派な大人になったような優越感に浸ることが出来て幸せでした。
しかし、現実の優は結衣に期待されているほど立派な人物ではありません。
今月のクレジットカード代金の請求額や最新ノートPCの価格を細かく気にしてしまう取るに足らない一般人です。
優は内心、結衣の前で「かっこいい大人」を演じている自分に疲れ切っていました。
何着て行こう
千鶴と映画館に行く約束を取り付けた荻野課長は、クローゼットの中をあさりながら当日に着て行く衣服を選んでいました。
適当に選んだ一着を試着して、友人に写メを送る荻野課長。
「デートの時に着て行く服はこれでいいか?」と尋ねると、ダメ出しを食らって見本のコーディネート写真を送り付けられます。
荻野課長は友人の紹介してくれた写真を見ながら、さっそく高級洋服店でカッコいい服を調達。
さらに、インターネットで「初デート おすすめ映画」と検索して、千鶴と一緒に見るべき映画をピックアップしました。
「異性の気を引きたいならホラー映画がおすすめ」という検索結果を見て、一抹の不安を感じながらもホラー映画の鑑賞チケットを予約。
千鶴との初デートに向けて、着々と準備を進めていきます。
一方の千鶴は自室のベッドの上に腰掛け、荻野課長と映画を見に行く際にどんな服を着て行けばいいだろうと考えていました。
落ち着いたファッションがいいか、可愛らしいコーデでいくか。
いろいろ想像している時に、「これはデートじゃないんだから何だっていいでしょ」と我に返ります。
勘違いするな。
千鶴は自分に言い聞かせながら、ざわつく気持ちを落ち着かせようとしました。
映画館にて
そして荻野課長との約束当日。
千鶴が映画館の前に立っていると、荻野課長が少し遅れて待ち合わせ場所にやってきます。
「よっ、待ったか?」
「い……いえ、別に」
カジュアルながら大人っぽい雰囲気を醸し出す装いの荻野課長を見て、千鶴はひそかに胸をときめかせていました。
二人は一緒に映画館のチケット売り場に向かいます。
荻野課長が「今日はこの映画を見たいんだ」と言って足を止めたホラー映画のポスターを見て、にわかに顔が青ざめる千鶴。
「ホラー系は苦手だったか?」と尋ねる荻野課長に気を遣って平静を装ったものの、実は千鶴にとってホラー映画はこの世で最も嫌いなジャンルの映画でした。
隣り合って着席する千鶴と荻野課長。
映画の上映が始まると、フロアー内におぞましい金属音や奇声が響き渡ります。
ふと気になった荻野課長が隣の千鶴の様子をうかがうと、すでに千鶴は顔面蒼白になっていて今にも失神しそうな雰囲気が漂っていました。
荻野課長が見たいと言っていた映画なのに、自分のわがままで館内から出るわけにいかない。
千鶴は必死に歯を食いしばって、心臓を鷲掴みにされるような恐怖に耐え続けていました。
すると、隣にいる荻野課長がイヤホンを取り出し、千鶴の耳にそっと装着します。
「これで怖くないだろ?」
ニコッと微笑む荻野課長の優しさとイヤホンから流れる穏やかな音楽のおかげで、千鶴の中に広がっていたホラー映画に対する恐怖心が急速に薄れていきました。
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17話を読んだ感想まとめ
今回は、二組のカップルの対照的なやり取りが非常に印象的なエピソードでしたね。
一組目は、室内で口論になった優と結衣カップル。
彼氏にノートPCを買ってもらった友達の話を引き合いに出して自分もノートPCを買ってもらおうとした結衣の作戦は、優の無神経な一言によって破綻しました。
「買ってほしくて言ったわけじゃない」と反論しているものの、どう見てもノートPCをねだろうとしているのがバレバレ。
自分の思い通りにならないとすぐ機嫌を悪くする典型的な面倒くさい人です。
その彼氏の優は、元カノの千鶴と今カノの結衣の間でどっちつかずの煮え切らない態度を取り続けているつくづく情けない男。
浮気によって千鶴を傷つけ、今度は「立派な大人」を演じ続けなければならない結衣への気持ちもすっかり冷え切っています。
こういう身勝手な男は死ぬまで周りの女性に迷惑をかけ続けるのでしょう。
二人とも精神年齢が幼すぎて、もはや破局は時間の問題ですね。
早く優が結衣に見捨てられて、無様な末路をたどることを願わずにいられません。
二組目は、初々しい映画デートを展開している千鶴と荻野課長カップル。
友人に相談したりインターネット検索したりしながら周到にデートの準備をしている荻野課長を見ていると、自分の思春期の頃を思い出してクスっと笑ってしまいました。
一方の千鶴は、いまだに優への未練が残っていることもあってか、「これはデートじゃない」とあくまで平静を装うスタンス。
二人の温度差が喜劇的で面白かったです。
千鶴と荻野課長の関係は順調に進展していますが、結衣と別れた優が「よりを戻したい」と千鶴に迫ってこないか心配ですね。
第18話も両カップルの展開から目が離せません!
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